爆竹拍手炸裂★月組初日。
2004年9月3日 宝塚歌劇(舞台)行ってきました。
なんというか、席については殆ど期待していなかったというか、絶対二階15列だろうと踏んでいたんですが恐ろしいことに一階15列サブセンター。
オイオイオイオイ、今回のチケットの売れ行き、本当に大丈夫か・・・・!
素直に心配しつつ、お芝居・ショーともにすっかり楽しんで帰ってきました。
やっぱり好きだ、この芝居は・・・・ほんとに。
歴史が苦手とかそういう方にも是非見ていただきたいなあと思った作品でした。
【飛鳥夕映え】
ある意味で「ファントム」よりもいいなと思いました。
一つには下級生にまで台詞があること。日本ものであること。トップを前面に押し出し、トップコンビを押し出すところはどちらも素晴らしかったのですが、悪評も多く聞くこの作品、私は2004年ラインナップの作品の中でファントムと並んでとても気に入りました。
主役のさえちゃんは蘇我入鹿という歴史では悪役以外のなんでもない役ですが、今回は本当に新解釈でした。でも、この「飛鳥夕映え」的な見方も最近では出てきていますから、そちら側にも沿った作品ということになるのではないでしょうか。
とにかくこの蘇我入鹿(劇中では鞍作)がとにかく爽やか!美麗!とこれぞトップスターの美しさ。
今回で卒業のくららちゃんとドンピシャリ初々しくぴったりなコンビで、これが最後かと思うと本当に勿体無いなあと思いました。
今回話の筋にほぼ関係のない皇族、臣下をバッサリと切り、関係のある筋だけを浮き上がらせたのが話のわかりやすさに繋がっていたと思うのですが・・・・。
この辺は知れば知るほど面白いし、歴史の奥深さっていうのが一番あるような気がします。
日本史で習った覚えのある名前、地名、本で読んだり映画やテレビで見たり聞いたことのある風景や背景。匂うように滲み出ていました。
脚本にもう少し足しがあればな、と思ったのも事実ですが、仕上がりは上々ではないかと思います。
っていうかなんでそこまでバッシングされるのかよくわからないんですよね(笑)
そこまで下手でしょうか。
確かに台詞は聞き取りにくいし歌だって絶賛するほどじゃない。でもそこにあるおおらかさや芝居の真中を張る存在感はやはり一等光っていたと思いますし、今回の”蘇我入鹿”はさえちゃんでなかったら無理だったように思います。
上手く当てはまってたし、私としては納得のトップお披露目だったのですが・・・・。
あさこちゃんの中臣鎌足も大劇場で見た通りでしたが、学童時代がすごく可愛かったです。
「ドンドコドンドコ」って口癖か?(笑)
くららちゃんをさえちゃんに横取りされて「くそう!」とか言ってますが、その後あいちゃん(@城咲あい)の手を引っつかんで暗闇に向かって猛ダッシュ!
あの潔い走り方に惚れそうでした。
鎌足としては迫力があれかな、とは思いましたが、全体的に「敵に廻したくない」感じがヒシヒシして腹黒さ満点でしたYO!
かしちゃんの軽皇子はケッコンしたいお方ナンバーワン候補です。
つーかぶっちゃけこのひとがその後の孝徳天皇になるわけで、その後中大兄皇子と恋仲になっちゃう実の妹の間人皇女(はしひとのひめみこ)とケッコンしたりと、このあたりはほんと掘れば掘るほど面白いったらありゃしない設定満載です。
「坊ちゃん」という言葉を当てはめたような、穏やかで頭がよく、おっとししたかんじの皇子様で「もう少し老けてなかったっけ」以外は申し分ないです。
すごいよかった。ケッコンしたかった。
蘇我入鹿暗殺のシーンがすごく見所があったなと思うのですが、上表文を読み上げる声がひっくり返ったり、中大兄皇子が切り込んできたりと、確かに今まで色んな小説で読んできたシーンだけど、あれは本当に見ごたえがありました。
床に落ちた槍を拾おうとするのを鎌足が蹴り飛ばす。それまでなんとか切り抜けるつもりだったのに、その瞬間、愕然とした表情にはじめて絶望が浮かびます。
あの「駄目だ・・・・駄目だ駄目だ、鎌足!」っていうあの台詞が色々連想させて耳に残りました。
死ぬ瞬間のざんばら髪も壮絶色気満点でスッテキ!だったのですが、何が一番良かったって、死ぬ前に一曲歌わなかったのが一番良かったです(笑)
鎌足の高らかな一声に引き続いて瑪瑙役のくららちゃんが登場、悲報を聞いて泣き崩れるのですがこの声がとても作り物とは思えなかった。
悲鳴に近い泣き声というのか・・・・凄まじい迫力でした。いつのまにこんなに上手になっていたんですね。
最後の「たくさんの夢と明るい希望を求め、懸命に生きた爽やかな青年・・・・」っていう台詞には何故か無性に笑いがこみ上げてきたのですが(何かの謳い文句みたいだったんだよ・・・・)、最後の!ラストのあのシーンがね!
最初と同じポーズで起き上がった鞍作が、白い服で瑪瑙に微笑みかけます。
「瑪瑙、二人で唐の国へ行こう」
同時に流れるこの台詞。
抱きしめようとする瑪瑙の姿をすり抜けていく幸せそうな表情の鞍作と、その瞬間の瑪瑙の絶望と悲哀に満ちた壮絶な表情が対照的に飛鳥の夕映えの舞台で浮かび上がって幕。
ここで流れる主題歌が盛り上がるというか、ボロッと流れ落ちる例のアレが・・・・!
何はどうあれ、私は大好きです。
行ける限り観に行きますYO!
【タカラヅカ絢爛?】
単純にとっても面白いショー。
組長のあの鬘は・・・一体・・・・。
星組の続演になりますが、私が眠くならず、寝ないで見れる時点で相当面白いショーです。
本当によかったので是非〜。
ショーについてはまた今度じっくりと。
それでは今回はこのへんで〜アハハハハ。
なんというか、席については殆ど期待していなかったというか、絶対二階15列だろうと踏んでいたんですが恐ろしいことに一階15列サブセンター。
オイオイオイオイ、今回のチケットの売れ行き、本当に大丈夫か・・・・!
素直に心配しつつ、お芝居・ショーともにすっかり楽しんで帰ってきました。
やっぱり好きだ、この芝居は・・・・ほんとに。
歴史が苦手とかそういう方にも是非見ていただきたいなあと思った作品でした。
【飛鳥夕映え】
ある意味で「ファントム」よりもいいなと思いました。
一つには下級生にまで台詞があること。日本ものであること。トップを前面に押し出し、トップコンビを押し出すところはどちらも素晴らしかったのですが、悪評も多く聞くこの作品、私は2004年ラインナップの作品の中でファントムと並んでとても気に入りました。
主役のさえちゃんは蘇我入鹿という歴史では悪役以外のなんでもない役ですが、今回は本当に新解釈でした。でも、この「飛鳥夕映え」的な見方も最近では出てきていますから、そちら側にも沿った作品ということになるのではないでしょうか。
とにかくこの蘇我入鹿(劇中では鞍作)がとにかく爽やか!美麗!とこれぞトップスターの美しさ。
今回で卒業のくららちゃんとドンピシャリ初々しくぴったりなコンビで、これが最後かと思うと本当に勿体無いなあと思いました。
今回話の筋にほぼ関係のない皇族、臣下をバッサリと切り、関係のある筋だけを浮き上がらせたのが話のわかりやすさに繋がっていたと思うのですが・・・・。
この辺は知れば知るほど面白いし、歴史の奥深さっていうのが一番あるような気がします。
日本史で習った覚えのある名前、地名、本で読んだり映画やテレビで見たり聞いたことのある風景や背景。匂うように滲み出ていました。
脚本にもう少し足しがあればな、と思ったのも事実ですが、仕上がりは上々ではないかと思います。
っていうかなんでそこまでバッシングされるのかよくわからないんですよね(笑)
そこまで下手でしょうか。
確かに台詞は聞き取りにくいし歌だって絶賛するほどじゃない。でもそこにあるおおらかさや芝居の真中を張る存在感はやはり一等光っていたと思いますし、今回の”蘇我入鹿”はさえちゃんでなかったら無理だったように思います。
上手く当てはまってたし、私としては納得のトップお披露目だったのですが・・・・。
あさこちゃんの中臣鎌足も大劇場で見た通りでしたが、学童時代がすごく可愛かったです。
「ドンドコドンドコ」って口癖か?(笑)
くららちゃんをさえちゃんに横取りされて「くそう!」とか言ってますが、その後あいちゃん(@城咲あい)の手を引っつかんで暗闇に向かって猛ダッシュ!
あの潔い走り方に惚れそうでした。
鎌足としては迫力があれかな、とは思いましたが、全体的に「敵に廻したくない」感じがヒシヒシして腹黒さ満点でしたYO!
かしちゃんの軽皇子はケッコンしたいお方ナンバーワン候補です。
つーかぶっちゃけこのひとがその後の孝徳天皇になるわけで、その後中大兄皇子と恋仲になっちゃう実の妹の間人皇女(はしひとのひめみこ)とケッコンしたりと、このあたりはほんと掘れば掘るほど面白いったらありゃしない設定満載です。
「坊ちゃん」という言葉を当てはめたような、穏やかで頭がよく、おっとししたかんじの皇子様で「もう少し老けてなかったっけ」以外は申し分ないです。
すごいよかった。ケッコンしたかった。
蘇我入鹿暗殺のシーンがすごく見所があったなと思うのですが、上表文を読み上げる声がひっくり返ったり、中大兄皇子が切り込んできたりと、確かに今まで色んな小説で読んできたシーンだけど、あれは本当に見ごたえがありました。
床に落ちた槍を拾おうとするのを鎌足が蹴り飛ばす。それまでなんとか切り抜けるつもりだったのに、その瞬間、愕然とした表情にはじめて絶望が浮かびます。
あの「駄目だ・・・・駄目だ駄目だ、鎌足!」っていうあの台詞が色々連想させて耳に残りました。
死ぬ瞬間のざんばら髪も壮絶色気満点でスッテキ!だったのですが、何が一番良かったって、死ぬ前に一曲歌わなかったのが一番良かったです(笑)
鎌足の高らかな一声に引き続いて瑪瑙役のくららちゃんが登場、悲報を聞いて泣き崩れるのですがこの声がとても作り物とは思えなかった。
悲鳴に近い泣き声というのか・・・・凄まじい迫力でした。いつのまにこんなに上手になっていたんですね。
最後の「たくさんの夢と明るい希望を求め、懸命に生きた爽やかな青年・・・・」っていう台詞には何故か無性に笑いがこみ上げてきたのですが(何かの謳い文句みたいだったんだよ・・・・)、最後の!ラストのあのシーンがね!
最初と同じポーズで起き上がった鞍作が、白い服で瑪瑙に微笑みかけます。
「瑪瑙、二人で唐の国へ行こう」
同時に流れるこの台詞。
抱きしめようとする瑪瑙の姿をすり抜けていく幸せそうな表情の鞍作と、その瞬間の瑪瑙の絶望と悲哀に満ちた壮絶な表情が対照的に飛鳥の夕映えの舞台で浮かび上がって幕。
ここで流れる主題歌が盛り上がるというか、ボロッと流れ落ちる例のアレが・・・・!
何はどうあれ、私は大好きです。
行ける限り観に行きますYO!
【タカラヅカ絢爛?】
単純にとっても面白いショー。
組長のあの鬘は・・・一体・・・・。
星組の続演になりますが、私が眠くならず、寝ないで見れる時点で相当面白いショーです。
本当によかったので是非〜。
ショーについてはまた今度じっくりと。
それでは今回はこのへんで〜アハハハハ。
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