あけましておめでとうございます。
消えたと見せかけて実は生きておりました・・・。
その間に何人か見送ってしまいましたが、ここ最近の舞台で号泣してしまったのは12月帝国劇場の「マリー・アントワネット」だったでしょうか。
今回の日記は、他の日記に書いた観劇録に多少書き加えたものになります。

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・ミュージカル・ファンタスティーク『堕天使の涙』
トップのコムちゃんこと朝海ひかるさんにとっては、最後の最後で割かせた大輪の華であったように思いました。
何しろ美しい!
透けるような金糸の髪というものを、人生ではじめて見せていただいたように思います。外人さんのどの美しい金髪を越えて美しいと思わせる様は化粧も決まってまさに堕天使の風情。なんとまあ美しいのか・・・。
正直この美しさだけで元を取れてしまった気分でした。
話としては起承転結の「結」が最後の最後で抜けてしまい、話が中途半端になってしまったことが惜しまれますが、凝りに凝った設定と舞台が全てを引き立てます。
神の愛を求め、応えない神を憎む堕天使のルシファーは、神に愛された人間を堕落させ、復讐と称してあざ笑うけれど、ふと見せる表情や問いかける言葉は子供そのもの。
姿としてはちぐはぐですが、それがかえって彼がかつて天使であったといことを感じさせる佇まいでした。そういう演出だったのかもしれません。
子供のように何故、何故と問いかける姿は、ひたむきに答えを求める利発な少年のようで、その点をこそ、神様は愛したのかもしれないなあと感じてしまいました。
そうしたルシファーの前に現れる、愛と憎しみを裏表に持っている青年ジャン=ポールと盲目の少女リリスとの出会いが、彼の道を僅かに変えていく様までは丁寧に描かれ、時折「キャッ・・・キャー!」となってしまいそうなシーンもありと、盛りだくさんの内容でした。
実はこの話、3列目のSS席で見ながら号泣してしまい、とある方にバッチリその姿を見られてしまいました。
そんな恥ずかしい思いをしてもなお、リリスの「神よ、私は全てを受け入れます」という台詞、そしてルシファーに対する「ありがとう、優しい方。こんな私に会いにきてくださるなんて・・・ありがとう」という言葉を聴いて泣かずにいるのは相当難しいことだったと信じて疑いません。
特に後者、植田先生がきっとここで感動してもらおうと思った(であろう)台詞よりも何よりも、胸に染みる言葉でした。
清らかに美しいリリスとかつて天使であった堕天使が踊る「光のパ・ドゥ・ドゥ」は永遠に心に刻まれたと思います。
美しさが何もかもを消し去る舞台でした。

・レビュー・アラベスク『タランテラ!』
良かったです。
なんというか、私はこの演出の荻田先生の作品がいつも大好きなのですけど、何が好きかというと、とにかく「歌詞」が来るのです。
特に毒蜘蛛「タランテラ(トップスターが今回全場面タランテラとして登場します)」と蝶の恋の場面は美しかった〜!
愛すれば愛するほど、蜘蛛の糸は蝶を絡めとらずにはいられない。蝶はそのことに気がつかず、知らず絡めとられて命を失ってしまう。
「抑えられず喉を鳴らす あさましさ 己の姿に恥じ入り逃げた 昨日」という歌詞にゾクゥ〜!となる私の脳が単に沸いているだけなのかもしれませんが、歌詞を見ただけで色々と想像させるというのは稀有な才能だと思います。
最後は全編蜘蛛を通しきった後、トップスターとして踊り狂う組子を見る顔が切なく美しく、良いサヨナラ公演だなあと思ったのでした。

主演のコムちゃん、毎度毎度立つ姿は素晴らしいものの声音で幾分損をしていたように思いましたが、今回はその声すらも魅力に変えてしまう熱演で、正直最後の最後で惚れそうでした。
彼女が今後どういった道に進むのかはわかりませんが、幸多いものでありますように。
また娘役トップスターのまーちゃんこと舞風りらちゃん。芸名の通り風のように舞う姿、こちらも最後の最後、素晴らしい踊りでした。
芝居では正直「全然出番足りねーよ!」と思いましたけれども、全てを払拭する清らかな笑顔を見ることが出来て嬉しく思います。
可憐で繊細で、娘役らしい娘役さんでした。どうぞこのまま、幸せな道を歩いていってくれますように。
二番手のちかちゃんこと水夏希ちゃんこと水君。
すっ・・・・てき!まさにマンガから抜け出してきたかのような、なんという劇画チックなお顔立ち!なんて素晴らしい佇まい!
その佇まい一つにひきつけられずにいられない私はまるで蟻地獄にはまってしまったようです。
暗い魅力を持つジャン=ポールがあれほどに魅力的だったのは、彼女によるところが大きいのでは。
「愛と憎しみは隣り合わせ、ではこの憎しみも愛なのか」と歌うシーンも感情の発露にぞくりとさせられました。ショーはいわずもがな素敵だった。彼女の今後の時代に心底期待しています。
そのほか私を魅了してやまないえりたん、きむちゃん、かなめ君など、素晴らしい若手にも恵まれ、可愛らしすぎる娘役を堪能できた素敵舞台でした。
特にかなめちゃんのサリエルに死ぬほどキュンとしましたよー!
出来ればもう一度行きたかった〜!
何度目かはもう忘れたというか数えたくないというか、とにかく行ったのですけど、今日はヨッシー(井上芳雄君)と野球の江川と多分V6のミヤケン君がいました。
ヨッシーに接近遭遇したのが一番嬉しかったのですけど、江川とミヤケン(多分)は最前列のドセンターで見れて嬉しいというよりも羨ましかった・・・。
私が座りたいよ、その席(笑)

ベルばらは相変わらず超ビカビカしてギラギラで、楽しくて綺麗でちょっと涙あり笑いありで本当に楽しいお祭りだったなあと。
それと今日大劇場で初演から通算400万人を突破したそうで、この公演が終わった後報告とトップのわたるちゃんからご挨拶がありました。
なんだか得した公演でしたよ。

初日以来だったので、心配していたトウコちゃんがすっかり元気になって、元の伸びやかなお声で歌っていたのを見れて一安心でした。
よかった〜!
とよこちゃんも16日から淑女がまた始まってイヤーキャーキャキャーと無駄に(脳内で)叫びまくりでした。
ビューティフル!ビューティフルとよこ!!(倒れ付して絶叫)

相変わらず「女だから意見を述べてはいけないのですか!」「とか「私が女だからバカにされるのですか!」という言葉がアレなのですけど、ふとこれって初演からあった台詞なのかしらと・・・。
昨日の「初演の1974年(だっけ?)から・・・」というジュンコさんのお話を聞いたときに思いました。
これは初演当時、画期的な台詞だったのではないでしょうか。
労働基準法が制定されたのは確か1960年。
この頃はまだ男女不平等が当たり前だった時期だったと思います。
何故なら「男女雇用機会均等法」の前身ともいえる「勤労婦人福祉法」が制定されたのは1972年、まさにこのベルばら初演とほぼ時期が重なっているのです。
世界的な展開を見ても、第1回世界女性会議が開かれた75年を「国際女性年」、85年までを「国連女性の10年」とし、女性差別撤廃、男女平等への世界的な歩みがはじまったころと重なっています。
79年に「女性差別撤廃条約」が採択され、日本では、男女雇用機会均等法成立の翌月(’85年6月)に、72番目の締約国としてこの条約を批准しました。国連に男女平等の状況報告が義務づけられ、4回にわたって報告しましたが、「経済的発展に、女性を組み込むことに対する日本の無関心を示すものと考えざるをえない」「雇用機会均等法の導入にもかかわらず、差別が継続している」などのコメントを受けています。
イギリスの性差別禁止法が制定されたのも75年、本当につい最近の出来事です。
世間に知られる「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律(男女雇用機会均等法)」の制定ですら1985年とつい最近のことです。
まだ20年と少し。
そう視点を変えると、あの台詞は女性がどうのこうのというよりも、また違った見方が出来る台詞ではないでしょうか。

ベルばら特集本で原作者の池田先生もおっしゃっていた通り今ではオスカルのような生き方をするひとも多くなっているでしょう。
そう生きていくのも、当時よりはまだ実行しやすいことに(逆に根深い問題になっていることもありますが)なっていると思います。
1970年代は既に雇用者の3分の1は女性であり、既婚者の割合も大幅に増えていました(確か過半数)
女性の自意識が大幅に改善され始めたのもこの時期だったように記憶しています。
つまりこの時期から、女性は「結婚したら退職」というそれまでの風習に真っ向から立ち向かい、家庭と仕事の両立に直面しはじめた時期でもあるわけです。
そうしたことを考えた時の「女だから意見を述べてはいけないのですか」という一連の台詞、あの台詞はまさに植田御大の思い切った意思表示だったのではないかということが上げられると思うのです。
女性だけの劇団、しかも今なお結構「エッ宝塚?」と冷笑されちゃったりもするような場所において、それでも女性であるということは誇りでもあり同時に大きな壁もあったでしょう。
そうした中だからこそ生まれた台詞だなとも思うわけで、そういう意味でこの台詞の役割はとても大きかったんじゃないかと・・・。
本で読むのと直接耳で聞くのとはやはり違います。
女性だけの劇団が高らかに誇らしくその台詞を紡いだとしたら。
いつも感じていたことを、たとえ非現実の舞台であろうとも、女性が(しかも憧れずにはいられないようなひとが)ぴしゃりとその台詞をぶつけてくれたら、どんなに胸がすくことでしょう。どんなに勇気付けられることでしょう。
「ベルサイユのばら」というれっきとした原作がある中でこういうことを言うのはどうなんでしょうかね、という疑問はもちろんありますが、劇というものはもともと世相を現したり風刺したりする側面を必ずもっていると思うので、それもまたおかしくはない台詞だと感じます。
これは私の主観ですけど、このあたりの裁判記録とか本とか状況を見ていると、女性の地位向上のためにウワッと盛り上がりはじめているので余計そう感じてしまうのかもしれません。
今その台詞を聞いた私たちは「女でも意見言うよ、関係ないよそんなの」と一刀両断できますが、ほんの数十年前までは不平等がまかりとおり、定年すらも男性よりずっと低くされていた時代だったのです。
わずか30年、されど30年です。
この一連の台詞は、当時の政治や情勢に対する一矢であったのではないか、現在の女性がゲンナリしてしまうあの台詞は、当時の女性にとって光にも思えた台詞だったのではないかとふと考えてしまいました。
オスカルというひとに憧れるということ。
わずか数年前にはじめて目を通した私と、連載当時から読んでいるひとの考えや捉え方の違いはもちろんあると思います。
私のアレも、ただ大学で学んできた「ジェンダー」に対する主観的なものであるということも否定できません。
でも私は、あの台詞に初演から今までの歴史を見たように思いました。

まあ、ぶっちゃけて言うと、それから今まで時間も30年経っているということで、そういった台詞も今は適用されないということをわからないといけないとは思うのですが・・・。
「女だからわかることもあるんです!」という台詞はどう考えても蛇足だと思いますし、それじゃ本末転倒だーとも思います。
アントワネットを引っ叩くシーンもイヤーキャー王妃様の顔に傷がー!という感じであんまり受け入れられないな〜と思うのですけれども。
でもこの宝塚版「ベルばら」は、漫画の設定を借りて時代に物申した風刺作品でもあったのではないかとふと考えてしまいました。

*均等法などのアレに関しては、おぼろげな知識総動員ですので間違っていたら許してください・・・。
捉え方もアレなんですが・・・ウーン。
というか、私がこんなことを考えるくらいだから、他のどなたかも同じようなことを書いてらっしゃったりするかもしれませんが、被っていたらお許し下さい。
とりあえず自分の知識しか参考にしていないものなので。
私もまた思い出したら直そうと思います。
(続きです)
(相変わらずあの調子です)

そういう意味で、彼女に与えられる非難やなにやらといったものは、個人的に非常に切ないものがありました。
私は宝塚は生徒の成長の場であるという観点があるために、不器用だろうが未熟であろうが「まあこれからだからなあ」というものがありますが、最近ではなかなかそういうことが許されなくなってきているなと感じます。
それは本来の舞台という場を考えれば当然のことですが、あえて一つ。
舞台に出れば一人前の舞台人、失敗は許されない。
それも一つの意見でしょう。確かに頷ける部分もあります。
ただ、そういう厳しい視線と温かい視線とで育っていく生徒を見るというスタンスも、選択肢の一つには入らないでしょうか。
このひとはここがダメだから嫌いだ、要らないと切って捨ててしまうことは各個人で思うならまだしも、それを大っぴらにして非難の嵐を巻き起こすというのは、どうにも子どもじみているように思います。
思うことは自由、けれど書いて公に発表するとしたならば、それには責任が伴います。そうした意味で、ネットやその他全般のモラルの低下が激しくなっているように思えて仕方がありません。
私自身、このひとはどうしても苦手だーと思ったり、色々と思いを抱くことはあります。
でもそれを人の目(その誰かを好きなひとの目)に触れる場所において、不用意に傷つけるのはどうなのかと思わずにはいられない。
ネットで書いたものは案外容易に消すことが出来ます。
でもそれを見たひとの心に残った傷は、その何倍の時間をかけても拭えないものだということを、言論の自由云々と主張する前によく心に留めおくこともまた必要だと思います。
それ一つで、かなり変わると思うのですが。

出会いと同じで、等しく別れが訪れるこの宝塚という場所。
それはどの営みでもあるものですが、宝塚の生徒という位置づけがある意味異色であることや、それに付随するファンの気質が従来のファンよりもより深いものであることが、世間の目に相互の関係を異質なものに見せると同時に、一つの伝統と見られているように感じます。
だからこそ好きなんだという思いを新たにしながらも、去りゆくひとに思いを寄せるという宝塚の中で繰り返されてきた循環を見て、やはりこの宝塚という場所は得がたいものだと感じます。
流れ流れていくからこそ、常に新鮮な魅力をもつ宝塚。
つまりは、宝塚の魅力は百花繚乱、常に成長し、流れ、時代に沿いながら「永遠に変わらない愛」を説くという矛盾をはらみながらも、それを無理なく見せてきた点にあるのではないでしょうか。
現実にはありえないかもしれない。でも、宝塚へ行けばいつでもそこにあるという安心感。
まだまだこの生徒が見たい。けれど、その後にはたくさんの花が花開くのを今か今かと待っている。
出会いと別れを繰り返す循環の中で、変わらないものがあるということこそが、やはり宝塚の大きな骨だと思います。
その変わらない部分を、もっと大切にしてもよいのではないかと思う。
それは組カラーであったり、生粋の組生徒であったり、伝統であったり様々です。
変わらなければならない部分を見つめながらも、常に革新なのではなく原点に立ち返る余裕がもっとあっても良いのではないでしょうか。
確かに革新も必要でしょう。でも私は、革新だけが新しい世代への道だとは思いません。
それは古い時代に対する感傷とは別に、伝統や歴史の重みを大切にしてこそ見えるものもあると信じているからです。
今の卒論のテーマとして「大量生産・大量消費」という言葉が否応無に脳裏に浮かびますが、やみくもに新しいものを求めるのではなく、今ある現状の中から最善の道を考えるということも、確かに一つの道だと思わずにはいられないので。

完璧なひとの織り成す舞台を楽しむ道もあるでしょう。
それは私も大好きだし、「このひとなら安心」と思いながら見る舞台には、何よりも安心と信頼、舞台そのものを楽しむことの出来る余裕があります。
その魅力とは別に、完全ではないからこそ、これから先が見えるからこそ、そのひとが歩く道を出来得る限り近くで見つめてみたいという、そういう楽しみもあるのではないかと思うのです。
そして私は、宝塚という場所がそれを許す土壌をもつ場所であってほしい。
周りの生徒と切磋琢磨し、磨かれていく時間を、何よりも大切なものに思います。
花にも例えられるタカラジェンヌとしての一生はどんなに多くでも数十年、短ければほんの数年という、限られた時間です。
でもその中で、競い合って咲く花々には本当に、一つひとつの彩りがあっていいはず、それが許される場所であるはず、そうでなければならないのではと思います。
完成されていなくてもいい。不完全でも、未熟でもいい。
夢と希望に溢れた笑顔で、ひたむきに進んでいく道を見せてくれること。その笑顔を観客である私たちに見せて、それぞれの道までも明るく照らしてくれること。
それが何よりも得がたい、そして宝塚ならではの魅力であると信じます。
一般向けにシフトしていくならばそれもまたよし。
普通のひとを連れて行くには恥ずかしいというひとの意見も、ある意味では一理あります。
だけど、その時に少し考えてみてほしい。
宝塚は、夢に世界に浸れる場所。舞台を楽しむと同時に、変化と成長を楽しむ場でもあるということです。
そして、どの分野であっても伝統と歴史は存在し、その伝統と歴史を愛している人間がいること、最初は誰もが初心者であり、すんなりと受け入れるのは、結局はそのひとの容量次第だということです。
やみくもに一般向けにシフトすることに対する私の危惧は、そこにあります。
それに合わないというのならば、それで仕方がないではありませんか。
宝塚が好きではないというひともいれば、何か他のことが好きではないというひともいます。何も不思議なことはないはずです。
世間一般とは違うこと、それこそが宝塚をここまで歩ませてきた側面であることも、疑いない事実なのですから。
かといって、一部のファンのためだけに運営して、ますます孤立を深めていけばいいというのではありません。
ある場所では門戸を開き、ある場所では伝統を守る。
そういった繰り返しをこそ大切にしてほしいし、その中で道を模索する、そんな今後を期待したいと心から思います。

私は宝塚を、宝石箱のように思っています。
開けば色とりどりの宝石のような輝きが見えて、美しい笑顔を見せるひとびとがいて、笑顔や夢をくれるという、現実離れした世界。
誠実や優しさといった真摯でひたむきなものをもつ人々が、美しい愛を語る場所。
子どもの頃無心に追い求めた、ただひたすらに美しいものの結晶体が、宝塚の中にあるように感じています。
ミラーボールが回って、舞台という場所がシカゴになったりアイルランドになったり、はたまたアフリカやエジプトに一瞬で変わるあの場所、あの空間に感じる幸福感は例えようもありません。
愛らしく優しいあの空間が奏でる音色は、まるで古く懐かしいオルゴールのよう。
学生という時間に終わりを告げて社会人になるこの年、現実を見なければならない大人に私自身成長しなければならないときが来ているからこそ、夢のある場所を大切にしたい、次の世代のひとが夢を見る場所であってほしいと、思わずにはいられないのです。
今日は雪組青年館を見に行ったのですが、なんつーか、これは良いのか?本当に良いのか?と思ってしまいました。
申し訳ありませんが、今回のこのお話が良かったと思われる方には、お読みにならない方が良いのではないかと思います。
ご了承の上、ご覧くださいますよう。

以下感想。

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いや、話としては面白かったし良かったのですが、途中からヘイワードが可哀相過ぎて目も当てられませんでしたよ。
かしちゃんのカッコマンっぷりやら、ラギラギのキュートな学生ぶりとかトーマちゃんのアレっぷりとか、リサちゃんの可愛いショーガルとか、見たいものは山ほどありましたが、途中からヘイワードに肩入れしすぎて、もはやそれどころの騒ぎではありませんでした。
別名「ヘイワード転落物語」だったよなあと・・・。
ひたひたと忍び寄っていたものが、ローリー(と故郷)との再会によって一気に訪れてしまったという印象を受けました。

全体の感想としては、主役のカップルにあまり感情移入が出来ない話でした。特にヒロイン。
主役のローリーは最高カッコマンだったのですが、私が男だったらたとえケッコンした後だったとしても、彼には絶対恋人を紹介しません。
友人にするならこれ以上の男はいないと思わせられますが、彼はこう・・・・なんかこう、恋路に(おそらく無意識に)ヒビを入れるタイプなんだよなあ。
イケメンな上に、友人の恋人だろうが「それでもいい!愛している!」と叫ぶ危険人物に会わせる危険性を冒す必要はないでしょう。
というか、もう、格好いい、悪いの問題ではない。
問題は友人の婚約者を「愛しているから」「彼女も俺を愛しているから」という理由で奪い取るかどうかなのです(個人的に)
確かに現代は自由恋愛で、愛し合う人間同士が結ばれるのは道理だが、その前にそれが許されることなのかどうかを一回でもいいから考えてください。

愛しているからとかそうでないからとか、そういう問題ではないし、それで解決する問題でもない。

本人同士の意見が一番大切だとは思いますが、なんで二人とも葛藤とか逡巡がないの?なんで本能のままにラブ一直線なの?
彼らの婚約者であり友人であるヘイワードはまるで最初からいなかったかのようなお取り扱いでございました。
むしろ、二人のラブが成立するための引き立て役というか、番組が始まる前に観客を盛り上げる芸人のような感じが・・・・(した)
そう、前座? まさしくあんな感じです。

確かにヘイワードは人間失格というか、ヤクやるわ恐喝未遂だわ殺人犯だわで、正直もう罪から逃れるため(もしくは償うため)には死ぬしかないという男ではありましたが、終盤、ヤクと動揺とで最高潮にハッスルしており、もはやひと言間違えただけで身投げしそうな男の前で言い放つ言葉が「お前も頑張れ。(そして俺達も幸せになる)(@要約)」だった場合、彼の人生はそこで終わったも同然ではないでしょうか。
まあ、微妙に立ち直りかけていましたけれども。
私の受け取り方にも問題があるとは思うのですが、この時はどうにも、ひどく・・・・ひどく理不尽な言葉のように思えました。
少なくとも、ローリーが言っていい台詞ではなかったのではないでしょうか。
だって彼にはあの時点でもう、何一つ残っていなかったんですよ・・・(嗚咽)
自業自得だけど、もう少し彼に救いがあってもよかったというか、あるべきだったのではないかと思います。
何から何まで出来るのに、欲しいものは何から何まで手に入らなくて、それでももがいてあがいて、みっともないところ全開で、最後には蹲るしか出来なかった男なのに。
学生時代のキラキラした笑顔がどうにも思い出すと哀しくて、「エエ〜」という気持ちでイッパイでした。
もうアレだ、彼の人生は他人のためのダシのようなものであって、彼が主菜になれることはないのです!みたいな感じがしました。
そりゃー確かに彼はダメ人間だけど、それでももっとこう・・・・!
シルヴィアもシルヴィアで、「私が社長の娘だったから愛したんでしょう!」みたいなことを抜かしていましたが、じゃあ何だ、お前はちゃんと愛していたっていうのか。確か一時間前くらいに「愛って何?愛って何色?飢えてるの、私、愛に!」みたいなことをほざいて札束バラまいていたような気がしないでもありませんが、相手に求めるだけ求めて自分からは気が向いた相手(まあ、ローリーとであって初めて愛することを知ったというのはわかりますが、それでも彼女の発言はところどころ噛みあってないというか、素直に頷くのは難しい)にしか返さないっつーのは卑怯を通り越してHIDOIと思います。
というか、お前もお前だ。

とにかくヘイワードが幸薄すぎて空いた口が塞がりませんでした。
ヤツも色々欠陥があったというか、確かに失格なところも多々ある男ではありました。



それでも何から何まで途中からやってきた不良マンのローリーに掻っ攫われたら、ヤクに手を出したくもなろうというものです。
そう、要領の良い男が全部手柄は取っていっちゃうんだよね、仕方ないんだよね、とわかってはいるものの、ヘイワードにとってローリーというのは(私から見れば)悪魔そのものに見えました。
彼にとっての悲劇はそこから新たに成長することが出来なかったということもありますが、彼の人生史上初の挫折が凄まじい重量をもってトラウマになっていたことだと思われます。
そして学生時代という不安定な時期では当たり前かもしれないけど、そういうヘイワードをどっしり構えて受け止めてくれるような、包容力のあるひとがいなかったこと。それを見つけられなかったこと。
彼の不幸の上に主役カップルの幸せって成り立ってるよなと、思わずにはいられませんでした、よ・・・!

愛って何だと、違う意味で問いかけずにはいられなかったこの作品。
ただひたすらにヘイワードがかわいそうな話でした。
月組は確か去年もお披露目だったんですけどね・・・・と思いつつ行って来ました、ジャジーな妖精たち。

やばい、面白い。

私はとっても気に入りました。
宝塚!すごい勢いで宝塚!
これこそ宝塚よ・・・!というにおいに満ち溢れていて、とってもよかったのではないでしょうか。
結構な評判だったのでどんなもんかなと思っていましたが、予想に反して大満足でした。
っていうか、エッ、結構泣いちゃったんですけ、ど・・・。

5人の孤児院の子供達がアメリカにやってきて、それぞれに成長して・・・・という話ですが、「あの頃は誰もが、夢は叶うと信じていた」と歌うあさこちゃん達がどうにも切なくてね(笑)
子供心に見た夜でも明るいアメリカという国は、文字通り「この国では夢が叶う」と無条件に信じられるものを持っていたというか、電灯の明かり一つとっても希望の光に見えるくらい、眩しく輝いていたんじゃないかなと思います。
でも現実には「夢が叶うと信じていた」にも関わらず、迫ってくるのは辛い現実であったり、逃れられない結末(未来)であったりと、決して上手くはいかない。
上手くはいかないけど、それでも主役のアサコちゃん演じるパトリックの周りには、ひねくれてたり素直じゃなかったりするけど温かいひとがいて、温かい思いに溢れていて、それって本当に素晴らしいことだなあと感じました。
妖精たちにはびっくりしましたが(笑)、でも皆それぞれ可愛かったですよ!
越リュウちゃんにはビックリを通り越して呆然という感じが致しましたけれども、それでもショーでバッチリ挽回していたし、アサコちゃんが「すごくカッコイイの〜!」とウットリしていたのも納得のキザ加減でした。
シャノンが「残された時間がすり抜けていく・・・」と歌うシーンも、後ろで歌う妖精たちの姿は笑えるけど、「シャノンよ生き続けろ」と歌う姿にジーンとしてしまったり。
「あなたの夢の中に生き続ける・・・」と歌うところはジーンを通り越して鼻水ブワーでした。
別にいなくてもいいんじゃ・・・・と思うところもありましたが、少し間違えば深刻なお話になってしまうかもしれない部分をよく救っていたと思います(超好意的な解釈)
何をしてくれるわけでもないけど、病気の時、無邪気な子供のような妖精たちが「頑張って、僕達が一緒だよ!」と言ってくれたなら、どれほど心強いことでしょう。
なんだか妙にジーンとくるところの多い話だったなあ。
さすがは谷先生の面目躍如というところでしょうか。
最初のアイリッシュダンスもなかなか頑張っていましたし、何より全体に流れるホンワカしたものというか、最近結構少なくなってしまっている宝塚独特の温かさというものがあって、ジンワリしてしまうというか・・・・。
雪組の霧のミラノ、宙組の炎に口づけをと、世知辛い話が続いた中で、一年の最後がこのお話っていうのは個人的にはとても嬉しいことでした。
思えば今年の宝塚のお話って、結構最後が誰かが死んで終わりというのが多いように感じたのですが、これも確かに結局最後にあるのは死という現実ではあるけど、それでもそれまれの道のりを精一杯歩いていくんだろうな、とかさ・・・・こう、最後まで見せないことって大事だよなと感じさせる終り方になっていたような。
それが作品の完結という点においては「ウーン」ということになるのかもしれないとは思いますが、それでも素朴で温かくて無条件の愛に満ち溢れていて、それでもやるせない部分やノスタルジックな部分もしっかり持っていて、「ああ、宝塚だなー」と思ってしまったのです。
真っ直ぐで誠実で、誰もが好きにならずにいられないパトリックと、「気をつけてといったそばから自分が転ぶ」(笑)シャノンというカップルも、その距離感が可愛くて愛しくてどこかもどかしくてですね、「大統領になって」という言葉も素直で純粋で心からの言葉が胸に響きました。
アサコちゃんのこういう役って、本当に素敵なんだなあと再確認。
「あかねさす紫の花」の大海人も本当に素敵でしたが、また見られると思うと今から超絶楽しみです(笑)(名古屋まで行きますよ!)
ひたむきでまっすぐな愛情を包み込むような眼差しでおくられて、ときめかないひとなんているだろうかと思ってしまう、そういう青年でした。
まわりのティモシーもウォルターもミックも可愛かったですよ!
特にティモシーの「キーポン!」という歌(こう聞こえました)と、ウォルターのソロが好きでした。
ダークなイメージが!
アメリカで人生が別れてしまった五人だけど、妙な連帯感もあったりして、そこのところがやけに可愛かった。
正直、ウォルターがたとえ改心したとしても、それで話が丸く収まるわけではないし、ティモシーだってこれからちゃんと自立の道を見つけていかなきゃならない、パトリックもダン親父の妨害を乗り越えて選挙に勝たなきゃならないし、シャノンなんぞ今後闘病生活でどうなることやらわからない(と思うと、この中で一番安定していたのはミックなのですね)
先のことなんて何一つ見えないけど、でもそこで終わるから良いのではないでしょうか。
どうなるかわからないし、そしてあえて見せないからこそ、アルバムの中の切り取った一枚の写真のように、最後のあの光景が生きるんじゃないかと思う。
最後まで見せ切ってしまうのもアリだし、それはそれで感動したりもするけど、あえて見せずに幕を下ろしたことで、今後彼らが年老いたときに思い出すであろう幸せな時というのを、観客も胸に閉じ込めることが出来たのではないかと思います。
そういう思い出の共有がな、大事だな!と、そう思ったわけで(笑)

ショーもよかったです。
私の大好きなミラーボール!ギラギラ!ビッカビカ!!
まばゆいほどのキンキラキン!!(大興奮)
息もつかせないというか、勢いがあってあっという間でした。
エッ、もう終わっちゃうの!みたいな。
途中の分けての銀橋の部分では、マサキ君にウインクすっ飛ばされたり、ひろみちゃんに指差されたり(幻覚です)、彼女が最前列のお客さんをじっと見つめてからウィンクしたりしてるのを見て無駄にときめいていました。
アサコちゃんはとにかくショースター!という感じで、華やかで本当にステキでした。
トップになってくれてよかった!本当は花組でなってもらいたかったのですが、とっても幸せそうだったのでよかったです。
かなみちゃんも、よくぞここまで頑張ったなあと・・・。
やせすぎてしまって心配にもなりましたが、しっとりとした情感があってファンになってしまいましたよ。
これまでなんとも思っていなかったのですが、アーネストを見たらキューンとしてしまったのです。それからはもう一直線だった・・・。
きりやんもユウヒちゃんもさららんもみっちゃんも、皆ステキでした。
これぞ宝塚!という香りに満ち溢れた両作品、一年を終わるに相応しい温かい作品だと思います。
世間の評判に関わらず魂の底からオススメです(笑)

とにかくすごくよかった!私は本当に気に入った!(笑)
チケットもあと2回分くらいあるのですが、もう何回か行きたいくらいですよー!
ああ、次に行くのが本当に楽しみです。
話としてはよく見れば突っ込みどころが満載ですが、なんだか曲と雰囲気と出演者の皆さんの熱演にだまされて、感動して帰ってきちゃったよ!というのが正直な感想です。
な、泣いた!
ラスト、ウッカリ泣いちゃったよ!
途中、ん、中国映画の「HERO」?と思うようなところもありまし(省略)
でも描写が足りない割にはトウコちゃんが雰囲気一つで壮絶な孤独というものを見せ切ってしまい、迫真の出来上がりだったと思いました。
こ、孤独が似合うのね・・・・!(嗚咽)
みなみちゃんとの純情ラブストーリーのような、はじまったばかりのような拙い恋愛もいとおしく可愛らしく、二人の雰囲気にもよく似合ってとても素敵でした。
毎朝枕元に花を贈るっていうのも、拙さ全開でキュンキュンしましたよ。
思いを伝えることに慣れていないというか、こう、熟れていない果実のような、この萌えがね!キュンでしたね!
そんなどうでもいいことを考えつつも、やっぱり最終的には「よかった!」という感想がきたので、私個人としてはとっても満足するものでございました。

昔、「天の鼓」で私は児玉先生は演出の才能はあるから、よく出来た脚本を演出してるほうがいいかもしれない。つーかまず日本語しっかり、というようなことを書きましたが、相変わらずのアレな脚本を美しく演出していました。
大野先生のように情緒溢れる・・・・という感じではないけれど、瑞々しいというか彩り豊かな感性がそのまま舞台に現れていて、それはそれでとても美しく心に迫るものだったと思います。
素直に綺麗だった(笑)
なんというか、この先生の目に映る景色ってこんなに素敵なんだなあと思わずにはいられない目映さは、やっぱり得がたいものだと思わずにはいられません。
はらはらと落ちる白い花は、同時に切なさも醸し出しているようで、舞台によく映えていました。

話は難解に見えてそうでもないという逆説的なものを含みますが、脳内をフル回転させながら見れば話の内容が理解できないという事態は避けられる程度。
途中まで「エッ、誰が主役!」と青くなるシーンもありますが、トウコちゃんの迫真の演技で見せ切ってしまったという印象を受けました。
最初から最後まで、主役の割には出番が少ないようにも思いますが、最初から最後まで出ずっぱりでした!という存在感やオーラのようなものがやはりすごくて、やっぱり真ん中に立つべきひとなんだなあと改めて感じました、よ・・・・!
あともう一段、なんとか頑張って頂点に上ってほしい。
このひとが最後の最後に大階段から降りてくる姿を心から見たくなるような、熱演でした。
それにやっぱり瞳がウルウルしていて、私の乙女心にキュンキュン突き刺さるものがあった・・・・!
みなみちゃんも皇女らしい毅然としたものがありつつも、美しいたたずまいに澄んだ声がとっても私好みで(笑)
よかった!超良かった!
どうしてヒロインをやらないんだろうとずっと思っていたので、今回の抜擢は素直に嬉しかったです。
女性的なたおやかなラインを存分に生かした姫っぷりは、も〜本当に可愛かった!
トウコちゃんとの慎重さも程よく、すっきりと美しい、そしてどこか不器用な拙さのあるステキカップルでした。
この二人のシーンがもっと見たかったというのが、正直な感想です。
ちょっと少なすぎるよ・・・・主役とヒロインだろう・・・。
もっと二人の葛藤やら何やらがあれば、最後の別れがたい二人の想いというのがですね!痛切に浮かび上がってですね!客席はさらに涙の嵐だったと思うのですよ!(と主張)
チエちゃんは上手くなったな〜とは思いますが、「エッ、わたるちゃん・・・・?!」というものもあり、もっとこの人の良さというか個性というものが出ると、もっともっとよくなるのではないかと思います。
このままじゃわたるちゃんのコピーになっちゃう!という危機感もありますが、それを補ってあまりある存在感と今後の成長が大いに伺える熱演で、こちらもステキでした。
でもなあ、

チエちゃんとウメちゃんのシーンは半分以上カットでもよかった

とは思った。
あのシーンを引っこ抜いてもっと龍星の孤独な状況とか、取り巻きに囲まれていてもふと感じる孤独とか、サリに対する恋心とも郷愁とも、温もりへの憧れともつかないようなものとかの説明がタップリあれば、よりよかったのではないかと思います。
友人の言葉ではありますが、一幕と二幕でせっかく「朕は皇帝なり!」とあわせたのだから、そこで終わらせておけば余韻が残ったんじゃないのかなあ。
正直あのウメちゃんのラストは蛇足以外の何ものでもないと感じました。
まあ、皇帝の血筋は続いていくんだよ・・・というようにも見えましたが、それは別に説明しなくても、「子供が出来た」という言葉だけである程度は推測できるわけだし、何もハッキリと出さなくても良かったのではないかと・・・。
でも心配していた歌がよく伸びるようになっていたので、そういう成長は伺えたようにも思います。
でも正直、場面の多さといいみなみちゃんとどちらがヒロインだかわからなかった。
あくまでもこれは龍星が主役なのだから、たとえウメちゃんの方が番手が上であろうが、やはりヒロインにはそれだけの比重を与えるべきだったと思います。
ただ、ウメちゃんはピンクのすっきりとした衣装がよく舞台に映えて見えました。
こういう役の方が、このひとの良さが出るみたい。

残りの出演者の皆さんも当然熱演で、とってもよかったです。
あの熊ちゃんみたいなフカフカの毛皮がも〜可愛くて温かそうで欲しかったですよ!(笑)
他にも色々・・・・と思いますが、とりあえずはこのあたりで。
1回しか見ないのが勿体無く感じられるほどの、ステキ作品でした。
皆様お疲れ様でした!
なかなか色々な意見があった「炎に口づけを」を見に行ってきました。
うーん、ツッコミどころが満載で面白かったのですが、私はこういうのは外部の舞台で見るので、宝塚でこういうジャンルは見たくないなあというのが感想でした。
私はもっと夢を見られる話が好きです。
タニちゃんが言っていることも「ごもっとも!」という感じがしないでもありませんが、演出家の考えていることを舞台で言わせているのが見えるというのもどうかしらと思います。
ジプシーはみんなイケメンで非常に目の保養になりました。
スッシーもステキオジサマ!極悪非道!という感じでよかったです。
ガイチの伯爵も、「三ヶ月〜♪」のシーンではどこまで上がっていくのか途中からビビりましたが、さすがの貫禄というか色悪!とてもお兄様には見えないワ!という感じでステキでした。
全体的に服装の趣味は非常に良かったのですが、王家、スサノオに引き続いてとなるとなかなかクドいものがあった・・・。
宙組名物「動く大道具(別名:動く背景)」も健在で、大観衆での合唱はとても見応え、聞き応えがあり、楽曲もよかったです。
そして随所に 笑える 萌えるポイントがあったので、その辺は一人萌えで。

「ネオボヤージュ」はどのへんをボヤージュしたのかよくわからなかったのですが、場所というよりも季節をボヤージュ?というスタンスだったのでしょうか。
ハロウィンやら何やら、とっても可愛くて面白かったです。

久々に夢の世界へドボンしてきて、サッパリ生き返ったな!という感じでした。
全ツ、今日で市川公演はおしまいでした。
ということは、私がトヨカルに会えるのも・・・・ううう(嗚咽)というわけで、今日は堪能してきました。
どんな作品だろうがなんだろうが、終わってしまって寂しいのはファン魂でしょうか(笑)

市川は二回見たのですが、なんかな〜どうかな〜という感じで・・・。
でも埼玉よりぐっと慣れてきて、セリフ回しも日に日に上手くなっていくもんだなあと思いました。
本当はこれが最初から出来ていないといけないのですが、まあこれは宝塚の特性ということで(笑)
生徒さんはどの役も熱演だっただけに、もう少しきちんとした内容だったらもっと輝いたのになあ!という役が多くて勿体無かったです。
もうちょっと時間が長ければ・・・・いやしかしこれ以上長くなるのも・・・・という哀しいジレンマ!(笑)
新曲は何度聞いても微笑がこぼれる非常に愉快なポエムだったので、今後しばらく私の愛唱歌になること請け合いです。
主人公二人からは怪しげな電波が出ていて、あやうくハイジャックされるところでした。
生徒さんは何も悪いところはないのですが、役の人格に多大な問題有りだった・・・・。

ともあれ、今後も続くベルばら公演を心からお祈りしています。
頑張れ〜!
行ってきたんです、が・・・。
なんというか、どう言うべきなのかに非常に悩むといいますか、一番の見所は新曲と思しきアレだったと思います。
ここから正常な神経では感想なんぞ書けないので、ポエム調にシフト。

***********

そうよね、わかってた。
アンドレとオスカルの出番が途中で終わるベルばらなんて、ベルばらじゃないって。
でも待って、確か原作もマリー様の断頭台までにかなりページ使ってたよわね?そういえば最終回というかラストシーンは惨殺されたフェルゼンの死体だったわ。
だから正しいといえば正しいのかもしれない・・・・でもこの場合、特にこのスペシャルショートバージョンの場合、最早これってベルばらなんかじゃないと思っちゃったの。
普通にフェルゼンとマリー様のラブストーリーを一本書けばよかったじゃない・・・別にオスカルとアンドレなんていらなかったじゃない・・・。
オスカル役がご贔屓の場合、「オスカルは、死にました!」と言われて満足なんぞ出来ると思って?
というかここでファンも一緒に白目向いて昇天しかけちゃうのが当然じゃなくって?
わたくしもさすがに白目とはいわないまでも、開いた口が塞がりませんでしたわ・・・ええ、そうです。
だってそれなりに期待するじゃありませんか。
ねえ、だって、オスカルですのよ?
漫画では彼女が死んだと同時に「私のベルばらは終わった」とまで(一部の)ファンに言わしめたスーパーステキキャラクターですのよ?
いわば花形、伝統の役どころ。
それなのにまさか死に場所すらも与えられないとは思いもよらなかっ、た・・・。
ねえ、だって想像してご覧になって。
バスティーユとか、今宵一夜とか、オスカルといって浮かんでくる妄想やら想像やらって、おびただしいものがありますのよ。
それもナシに、いきなり死にましたって・・・・死にましたって、そうじゃないだろうとお思いにならない?え、間違ってる?
でもだからって・・・ねえ、奥様。
いくらマリー様生誕250周年だといっても、こじつけて上演しなくてもいいだろうと思いますの。
だったら三年くらい前のアレはなんだったのかしら。
アレは一体何の記念でしたの?
ミレニアム記念?
マリー様生誕250周年だからフェルゼン編というのは、話としてはあっていますけど最早そういう問題ではないといいますか、だからってこの話の展開はどうなのとか、思わずにはいられないじゃありませんか。
しかもあの新曲って・・・・アン・ドゥ・トロワって何ですの?
笑点?
今も呪いのように耳の底にこびりついて離れませんけれど、それにしてもアン・ドゥ・トロワって、わたくしに、わたくしに一体どうしろと。
しかも日本語も微妙に崩壊しているし、マリー様は至極まっとうなことを言ったオスカルに対して突如猛毒を吐く始末。
いいえ、別に贔屓目じゃありませんの。
私じゃなくても、マリー様の辛いお立場を理解しつつも、彼女の体裁にも配慮しなければならないオスカルのあの時の言葉は、非常に的を得ていたと思うはずですわ。
それなのに、「あなたはいつの間にか男になってしまった(@まとめるとこんな感じです)」みたいなことを仰って・・・・そりゃオスカルも傷つこうものではありませんか。
というかここまで言われて憤る前に悲しむオスカルこそ真のヒロインの香りが・・・・。
ええ、生徒さんは皆さん熱演でした。
ワタルちゃんのフェルゼンも、貴族という感じはしませんでしたけど、気迫と熱意と何にも勝る王妃様へのラブが滲み出ていて、大層男前でしたし。
となみちゃんの王妃様は大層愛くるしくてキュンキュンしてしまいました。
お二人とも非常にお似合いで、それはそれは見目麗しいコンビでしたわ。
アンドレも、とても想い人のワインに毒盛って殺しかけるような危険人物には見えない爽やかぶりで、とても好感がもてましたし、これは贔屓目満載なので詳細は避けますがオスカルもステキだった。
けれどその熱演をもってしても拭えないこの・・・・話の・・・(俯いて視線を逸らす)
ウッカリ抜かしちゃった感満載のこの話をわたくし、あと二回も見るんですのよ・・・に、二回も!
ヒッ、どうしましょ!

****************

という感じでした。
ツッコミどころ満載過ぎて、もはやどこから突っ込めばいいのかすらわからない状態ですが、まあ、衣装はキラキラしているしビカビカだしで、そのあたりは申し分なかったです。
でも・・・・でも・・・

ザーマスザーマスの歌を抜けば今宵一夜くらいは入ったんじゃないのか

ということが頭から抜けなくて、そのあたりが悶々の種になっているんじゃないかと思います。
それではこのへんで!
お、おお・・・おおおおお(嗚咽)
録画してまで見たスカステの映像に、見間違えるはずもないあの子の姿が・・・!
「無礼者!」と言いながら一発ひっぱたくオスカル様というかトヨカル様とでもいうべきなのかどうなのかわかりませんが、とにかく

本当にオスカルやれるんだ

という一点にのみ集中で、あとはさっぱりよくわかりませんでした。
ちょ、ごめ、涙が止まらない・・・・!(心の中で)
無論現実で泣くわけはありませんが、本番で見た暁にはどうなることやら見当もつきません。
オッオッオッ(どもりながら)オスカルやってるよ!みたいな初歩的な感動もどうかと思うのですが、ホラ、色んなさ、回りの意見を聞いていると鬱になることもあるじゃないですか・・・・。
彼女だけ一昔前に戻ったかのようなスタイルですが、あれがいいんだよ!というか昔ながらの王子趣味じゃないとよちゃんなんてとよちゃんじゃないやい。
うわ〜楽しみすぎて禿げる!
そんなわけで、近況報告でした。
花日生と帝劇エリザについては、近日中に書けるといいなあとは思うのですが・・・ウーン、どうだろう。
行って来ました、星組公演「長崎しぐれ坂/ソウルオブシバ!」
個人的に


文句なし。


今回の最大の見所は轟様×副組長の大人のラブシーンだったと思います。
再見は難しいかしらと思っていましたが何の何の。
何回でも通ってやろうじゃないかと鼻息を荒くさせる出来でした。
「長崎しぐれ坂」は冒頭20分、長すぎるプロローグに「私は今日演歌ショーを見に来たんだったっけ・・・?」と思わせてくれますが、そしてその後もちょくちょくそんなシーンが続くのですが、それでも可愛いあの子が出てくる限り目をむいて見つめていなくてはなりません。
ミエコ先生のお元気な姿を拝見できてよかった。
でもトップスターが何故あんな片隅に・・・・というか、ワタルちゃんってちょっと仁左衛門さまみたいじゃなくって?!
男前過ぎる背中に密かにホの字です。
ちょっと長い・・・とは思いましたが、嫌いではないのでプッハー!と鼻血を拭きそうでした。
話もなかなか・・・・で、卯之助はどっちが好きだったの?という疑問は残るものの、私は個人的に非常に満足でした。
ショーもですね!
イヤ・・・ッ、今、あすこ(@あそこ)におわすのは私の可愛いあの子じゃなくって?!というか一曲熱唱?!いいのか?!というほどの快挙(個人的にですが)に、熱病にかかったかのごとく浮かれまくり、その後も私のサーチアイで至るところに可愛い可愛い姿を探せてスーパー満足でした。
ギャーもう、なんて可愛いのー!
あなたこそ生きている宝石ー!(←熱狂のあまり崩壊する日本語)

というわけで、大興奮の公演でした。
悶えまくりでしたよー!
今回で最後のダンちゃんは、やっぱりとっても綺麗なことには変わりはないのですが、さすがさすがの婀娜っぽさ、可愛さで群を抜いていました。
惜しむらくはワタルちゃんとの熱烈ラブシーンがなかったことですが、これはまあショーである程度補完出来たからいいかな。
轟様も、背丈の不利を演技で補い、ステキな伊佐地でした。
そして個人的にトウコちゃんとトナミちゃんの妖精のように可愛らしいカップルが本当にキュートでステキでした。
しいちゃんはさすが元雪組なだけあって、お腰の据わったイ〜イ感じで、彼もまた何か・・・トキメキを感じさせる・・・。
ウンタはものすんごい言葉遣いでしたが、雰囲気が出ていて「ギャッ、抱かれたい!」という感じでしたし(・・・・)、チエちゃんも紫のチャイナ服がよく似合っていて、スーパー男前軍団になっていました。
私でも匿いますよ、あんな美形集団!
命をかけてお守りいたしますとも・・・・!

そういう感じで、今日はこの熱狂だけ!(笑)
あとはまた後日ということでー!
あ〜〜〜〜!!本当に楽しかった!!
行って来ました。
いやいや、なかなか・・・・!
私はあのお話もショーもかなりヒットでした。
砂漠!という感じのセットやら舞台転換やら、異国情緒漂う感じが私を放浪へ誘います(笑)
お芝居は最後、余韻を持たせるような感じで、リュドヴィークという人となりを考えてもアレでとてもよかったと思います。
でもものすごく変わっちゃったんですね!(パリから)
ハッチさんと二年間の間に一体何が・・・・というか、なんというたくましい男なんだーと惚れ惚れしてしまいました。
春野様は若返ったというか、私が最も好きだった頃の歌い方に戻ったように感じました。
ルートヴィヒ2世くらいの頃の!
クセのないというか・・・・うーん、おおらかなノビノビした歌い方になっていて、それもキャラクターを出すのに一役買っていたような。
しかしちょっとばかりエコーが効きすぎて、「キーン!!」となってしまったところもあったように思います。
レオンの樹里ちゃんは、正直「エー!」という感じなんですが、そちらはショーで挽回という感じで(笑)
スレンダーで、どこかノーブルで、でも可愛くて。
「ああ最後なのに一回しか来なくてごめんね!」と心の中で謝りつつ、宝塚の劇場で見る樹里ちゃんにお別れのキッスを・・・!
ショーのピエロの格好でのアドリブは、「はーい、六月生まれのひとは手をあげてー。(パラパラと手を上げる皆様)(私の隣の方は明らかにそうでないっぽかったのですが上げてました)(笑)はーい、それでは歌を歌いまーす。ハッピバ〜スデ〜トゥ〜ユ〜♪(微妙な重低音)モンローでしたー!」
モンローって・・・・!!!
キュウウウ・・・・ンと胸が高鳴った瞬間でした。
可愛かった〜!
そして今回(も)あすかちゃんがとてもステキで、「ボンジュール!ムッシュウ」というあの重低音の言い方がとってもムーランルージュな感じでよかったなあと・・・・。
彼女がコルベットさんにキスしようとすると、コルベットさんが止めて、手にそっとキスを落とすんですよね。
どうしてなのかな、もしやストイックラブ?!と思っていたら、こういう結末なのか〜と納得しました。
切れてしまいそうな鋭い心を持っている女の人なのですが、時折女の子のようでもあり、その辺は役者さんの上手さなのかなと感じます。
とにかくあの曲線美といい、堪能させていただきましたー!
すごくよかった!
日生も、大好きな樹里ちゃんと頑張って欲しいです。
ハッチさんも、け、け、ケッコン!ケッコン!と九官鳥のように囀ってしまうほどステキマフィアで、も〜この芝居は私のケッコン相手が多くて困るわね!というステキ芝居でした。
そして今回私の心を虜にしたのが

まっつ



ユミコちゃん

でした。
キュ、キュン!胸キュン!
ありえないほどに恋焦がれて・・・・胸のトキメキが・・・!!
まっつは、どうにもあの声が私の心をグワッシと掴むようなのですよー!ウワー、なんなのあの誠実な声ー!ノーブルなお顔立ちー!
トキメキと動悸が隠せず、どうしよう私!恋の予感!と思っていたら、現れたのは美しすぎるユミコ隊長・・・!
お、お、オリガ!
お前は一体この旦那のどこが不満で・・・・というか、これ以上ないだろ!おかしいだろ普通、これ以上なんぞどこを探したっていやしないのに、一体アナタ何が不満で・・・・というか駆け落ちって何事?!この、一点の曇りもないというか非の打ち所のない夫を置いてお前はパリで本当に生きていけるのか!後悔するぞ〜!(エコー)
というほどの衝撃を受けました。
あんなひとが「君の瞳が潤んでいた・・・」とか何とか言ってケッコンしてくれるなら、今すぐ私は雨の中のパリへ繰り出しますよ!
キーッ、こんなところにもケッコン候補がいたなんてー!
そのかも相変わらず見ると「ケッコン・・・」と呟いてしまうような、朴訥とした包容力に溢れかえっていて、トキメキの導火線に着火しそうでした。
ああ〜良いものを見た・・・・。

昨日はマイラバーのかやちゃんと日比谷デート後の観劇だったのですが、二人してダッキーダックで延々近況とヅカネタで盛り上がりまくり、携帯で宙新公の配役で狂喜乱舞し(和君、おめでとう!)、もう何がなにやらという感じで御座いました(笑)
「ラッシュ」で二人おそろいのマッサージバーと洗顔料を買って、私はあと一つ、「俳句」というクレンジングを買いました。
これがまたなかなかの出来で、「おお〜!」という感じです。
これからここのクレンジングにシフトしてしまおうかしら!
かやちゃんを見ると、最近の私は本当に女をサボってるなと思って焦るんですよね・・・!(笑)
そんなステキかやちゃんですが、彼女が和君におおはまりしたのは、実は私が火付け役だったんですよー!
ファントムのときに「あの、銀橋でトウコちゃんに蹴飛ばされる子が超絶カッコマンだから見て!見て!」とお願いしたのです。
というわけで、今の青稲かやちゃんにゾッコンラブな皆さんは、私に毎日万歳三唱するように!(笑)(ウソですよ!)
ともかく、まずは内面から美しく!と思いつつ、内面は宝塚でイッパイだしもうどうしよう〜という感じです。ハハハ。

そういう感じで、次の観劇も少し間が空きますが、そのときを楽しみに。
それでは今日はこの辺で〜。
全ツのメンバーを見ました。

・・・・・・。


まさか私のご贔屓がオスカ(省略)


待って!
ううん、嬉しい!そうなったらハッキリ言って気持ちは天に昇るね!
でも違・・・・っ、そ、そうじゃなくて!
えー、でも・・・・えー?!良いの?!
やだ、もう、もしそんなことになったら・・・・あーでも今から喜び勇んでヌカ喜びになったりしたら・・・・ウッヒャー!
どうなんだー!
配役が色んな意味で待ちきれません。
どうしようー!
続きです。

●第五場
「死ねばいい!」髪バッサー!!という、今回の萌満載のこの場はですね!昨日も壮絶に良くてですね!
「今に死にたい時が来る・・・」という言葉には

今!!

今なら死ねる貴方の腕の中で!!

と思いました。
そう思えるのは、私が痛いファンだからです(・・・・)
それにしてもこの医者は、気分が悪いといっている人間に向かって、なんでそんな、余計に気分が悪くなるようなことばっかり言うんだ・・・・と毎度思ってました。

●第六場〜第七場
私もエリザベートみたいに、さすらいたいと思いました。
エリザベートという人間に対しては、そこまで同情心を持っていないので、「お前は・・・・」とか思ってしまいました。
ほんとに、ただ生きる場所を選び間違えちゃったんだな、と・・・。
それでも、やはり15歳で今後の運命を決めるというのは、なんと厳しいことだろうと感じたものです。

●第八場〜第十場
ただひたすらに美しかったです。
もうほんと、猛烈に美しかった。
これが最後のラスト「闇が広がる」は、今日で最後のさえちゃんと、オソロシイほどに美しい殿下のデュエットが今まで聞いた中で一番ピッタリあっていて、かつ拍手も一番大きくて、独立運動のシーンが大好きな私としては、スーパー盛り上がりまくりました。

●第十一場〜第十五場
美しかったです。
もう何も言うことなどない。
(疲れてきました)

●フィナーレ
これも特に変更はありませんが、やっぱりさえちゃんばっかり見ていたせいか、ここにきて「ああ、これがほんとに最後なんだ」と初めて実感できたように思います。
やはりお話は、サヨナラを感じさせるものではなかったので。
(どちらかといえば、女役の方が俗世を捨てて旅立って行くわ!サヨナラ!みたいな感じが・・・・)
最後のダンスやら何やら、さえちゃんを初めとして、皆本当に綺麗で、月組ってほんとにモデルさんみたいな子が多いなあ!と思いました。
デュエットダンスあたりから例のアレがタオルを濡らしまくり、パレードの登場では涙で!前がにじんで!見えなくなっちゃう!!というわけで、ひたすらに耐えました。
キラキラした笑顔で、結構珍しく最後までフカフカ〜ホワホワ〜という感じの笑顔がパレードで見られて嬉しかったです。

●サヨナラショー
最後も最後、本当の最後に、ようやく見ることが出来ました。
ベルばらは、面白い演出法でしたね!あ〜二つ演じてるとこういうことも出来るのか〜という感じでした。
でも小池先生の好意が、やっぱりちょっと痛かった・・・!(その繋ぎに、ビデオじゃなくてナマの何かを見たかったのよ!)(笑)
オスカル、アンドレと続いてビビアンちゃんの「青いドナウの岸辺に」。
すごい声量ー!素晴らしい表現力ー!
ガイチとの「愛あればこそ」もしっとり聞かせる実力派二人の歌に「おおおお〜!」と聞きほれました。
次に、「ジャワの踊り子」から「ガルーダ」。
掛け声といい、ただひたすらに良かったです。
その次に、るいちゃんが可愛らしくタタタ〜ッと走ってきて、「我が愛は山の彼方に」から、「桃の花」、次いでさえちゃんが登場して「チュルクの恋」。
「我が愛〜」は私の大好きなメロドラマ風味の話で、チャムガを慕って万姫に嫉妬した挙句、刀を投げる女が凄まじく、「愛の嵐」の秀子みたい!と、間違った方向で大喜びしたのを覚えています。
ビデオのみだったので、最後に見れてよかった・・・・。
次、「飛鳥夕映え」から「夕映えの飛鳥」。
歌が流れた瞬間、涙のダムが遂に決壊。
「飛鳥夕映え」の千秋楽を見終わったときから、「ああ〜もう一回聞きたいなぁ」というくらい、この歌が大好きでした。
もう一度聞きたいし、サヨナラショーで歌ってくれたらと思っていました。
そしてそれが(恐らく最も素晴らしい形で)二つとも叶った。
でもこんなにも早く、もう一度聞くことになるとは思っていなかったんだ・・・・(嗚咽)
お披露目は六月でしたから、初めてみた8月7日から今日まで、なんて早く過ぎてしまったんでしょう。
次に私の大好きだったショー、「タカラヅカ絢爛?」から、さららんと組子ちゃん達の「カリビアンナイト」、さえちゃんが登場し、組全体での「陽は又昇る」を熱唱。
ああ、私は本当に、このショーが好きだった。
もう一度見たいと思っていましたし、ポノポとケッコンしたいと本気で思ったり、とにかく本当に好きだった。
でもこんなに早く(省略)
歌い終わると、「タカラヅカ絢爛?」ではかしちゃんと二人で降りてきたあさこちゃんが、燕尾で「月の光 絢爛」を歌います。
このあさこちゃんがビミョ〜につっかえつっかえで可愛くてね(笑)
あさこちゃんは男役をやっているときはスーパーカッコマンなのに、そうでない時はおっとりと可愛い子だなあといつも常々思っていたのですが。
「月の光が絢爛と輝いていた・・・」という歌にあわせ、月明かりのようなスポットライトがさえちゃんに当たります。
そして手を伸ばし、二人でこちらまでほっこりするような笑顔を向け合うと、眼差しを正面に向け、「愛しているからさよならを(I’d rather leave while I’m in love)」(もう英語名も覚えてしまいましたよ・・・)を歌い始めました。
ここまで、嗚咽も嗚咽、号泣も号泣のサヨナラショーできたわけですが、ラストの歌では本気の大号泣。
「愛しているから、さよならは言わないで」から始まった歌の、なんと優しく、なんと哀しく、そしてなんといとおしかったことでしょう。
「涙を拭いて、笑って見送って欲しい」
「どこにいても、君を忘れることはない。時が流れても僕は変わらない。だからもう、さよならは言わない。あなたを、愛しているから・・・・・」
どうも本来は違う意味で歌われるものだったようなのですが(笑)、これほどまでにぴたりと彼女と、見送る私たちの心情に合わせたものはありませんでした。
歌い出しが「愛しているから・・・」だなんて〜(嗚咽)
「愛しているうちに去りたい(愛しているからさよならを)」という原曲に、言葉以上の、語りつくせないものを感じました。
微笑みかけられれば、つい微笑みたくなるものをもったさえちゃん。
思えば、本当に笑顔の似合うひとでした。
貰うばかりで、殆ど一方通行でもあるこの関係では、返せるものなんて拍手と感謝くらいしか、なかったように思います。
強いていえば、その他に返せるものなんて、まあ、正直にいえばお金くらい?(赤裸々過ぎるよ・・・・)
にっこりと笑顔を向けられれば思わず微笑んでしまい、「ああ、このひとを笑わせてあげたい。幸せにしてあげたい」と心から思わせてくれるものを持っているひとでした。
どうしてこんなに好きなんだろうと思い、そのたびに「何故なら愛しているから・・・・!」とバカの一つ覚えのように繰り返しています。
いいんだ、愛は時に痛いものなんだ。
いとおしく、かけねなしに大切なものを、本当の本当にありがとう。
出会えたことから、その思い出の全てが私の大事な財産です。
サヨナラショーを観ることが出来て、本当に幸せでした。

というわけで、復元できるところまでやりました(笑)
組長のご挨拶やさえちゃんのご挨拶やらはまた明日〜!
あー頑張った!
二年か、もしかしたら三年ほど前になりますか、私は5月22日に、サヨナラショーを一度見ました。
その時の公演組は宙組、サヨナラショーをしたひとは直ちゃん、伊織直加ちゃん。(さえちゃんと同じ一文字が・・・!)
ラスト付近はもう号泣で、「自分がこんなに泣き虫だなんて思わなかった」と声を震わせながらご挨拶をしたひとを見送って、まさかまた同じに、今度は死ぬほど好きなひとを見送ることになるとは思ってもいませんでした。
というか、宝塚(のご贔屓)に捧げつくして破産することになるとは・・・・。
それを後悔していない自分が、一番恐ろしいです。

というわけで(笑)、昨日は皆様、お疲れ様でございました。
もう、もう、スーパーステキな千秋楽でした。
最後の最後までさえちゃん一色で過ごした私は、落ち込むとかそういうものを飛び越してしまい、寂しさと一緒に「見送った!」という充実感でいっぱいです。
ああ、本当に好きだったんだ、私は本当に幸せだったと思い、そう思わせてくれたさえちゃんに心から「ありがとう」と言えた(というか絶叫した)ので、心残りはありません。
悔いはないぞ!(笑)
というわけで、既におぼろげになりかけている本編の方からご報告までに(笑)

●エリザベート本編
基本的になんら変わりのない・・・・というか、最終回だからこそのアドリブというのは殆どなかったかな。
ただ最後というだけあって、凄まじい熱気でした。

●第一場「プロローグ」
私は本当にこの場面が好きで(笑)、いつも本当に、ここを楽しみに行っていました。
「誰も知らない真実」という言葉と「エリザベート!エリザベート!」という言葉が入り混じって、「なんなんだ、お前達は生前エリザベートに弱みでも握られていたのか」と思うほどの熱気がエリザベートの魂を呼び込んだぞー!という感じで、見るたびにウッキウキでした。
最初にさえちゃんトートを観たとき、あまりにも素晴らしい上達具合に(*ファンの意見です)超感動して、まだ物語がはじまってもいないというのに涙がゴーだったことも、とても幸せな思い出の一つです(笑)
本編を見たことに対する感動だったのか、さえちゃんのトートを観たことに対する感動だったのか、いまでもよくわかりません。

●第二場〜第八場
エリザベートのあさこちゃんの可愛らしいことといったら!
ナチュラルに可愛く、組長の「フランス語の時間よ!」という言葉に「はーい」と答える姿もめっちゃ素なところがもう、可愛くてね!
こりゃー、父親だったら可愛がるのも納得のシシィで、私は本当にメロメロでした。可愛かったー!
星原先輩も娘をメロメロリンに甘やかしている感じがまたステキなミドルで、こんな父親がいいもんだな!ステキ、星原センパイ!と思ったものでございました。
フランツィーも、あのメロメロ加減は忘れられません。
ウィーンの皇帝の私室を見た人間としては、実物に一番近いような気が・・・した・・・・。
普通執務室の机のさ、正面には窓がありますよね。やっぱり気が疲れますし、正直シシィよりも自由に飛んでいく空が必要だったのは皇帝自身だったでしょう。だからこそ重ねあわせたのかもしれないし、惹かれたのかもしれませんが、皇帝の部屋は・・・・うん、窓はあった。でかかった。
んが、その机と窓の間に、バカでかいシシィの肖像画がバーン!と飾ってあるために、窓の存在が机の視点から消えていました。
しかもまわりは殆どシシィ!家族の写真ちっちゃ!しかも少な!
オイオイオイオイ、この部屋は何なんだ。フランツの妄想部屋かと思うほどのシシィ部屋で、何のための部屋なんだか見てる途中でわからなくなって、その先は考えるのをやめました。
シシィはとりあえず、あの世で夫に懺悔するべきです。
とにかくメロメロだった。そして胸に飛び込んでいきたいほどにステキフランツでしたよ!
やっぱりトートとは正反対ながら、シシィを引き寄せた何かがないとエリザベートの物語自体が存在し得ないので、この特別出演は本当に価値の高いものだったと思います。
そして、ガイチのお気に入りの「オルゴール博物館」が、我が大学から徒歩三分のところにあるのも、ステキな偶然の一つでしょうか(笑)
きりやんのルキーニは、東京がとってもよかったです。
あの笑い声が最初見たときに「ちょっとあざといかな〜」と感じていたのですが、二度目のムラ遠征と東京公演では、狂気っぽいというか、ギャーオヤジー!ステキよその汗臭そうな感じがー!たまらないわー!という感じのステキルキーニでした。
うん、そうなんですよ。
ここまで見たら、大体の方はわかると思うのですが、正直全員良かった。褒めるところしか見つからなかったし、たとえそうでないところがあっても、私がわざわざ指摘する必要性を感じないので、このサイトの日記は今回の月組エリザベートを完全肯定です。
痛い日記だってわかってる!でも好きなんだー!

●第九場
最後のダンス最高だった。
今まで見てきた中で、本当に一番の出来でした。
あのフリは素晴らしかったです。
いつも、さえこ!さえこ!さえこ!(コール)と思いながら見てました。
ほんとのほんとにステキだったー!
そしてさららんのカゲソロが、私は歴代の最後のダンスの中で、一番好きでした。
そして歌い終わった後の拍手の凄さにも感動しました。

●第十場〜第十七場
とにかくさえちゃんが美しかった・・・・というか、そこしか見なかった・・・・・。
えーと、昨日も・・・・昨日も綺麗でしたよ!ステキでした。
シシィに死へと誘って拒否られた後、悔し紛れにカマトトぶったお辞儀をするさえちゃんのアレがスーパーステキで、スーパー好きでした。
(お前は好きとかステキ以外にいえないのか・・・・)
最後の「エーリーザーベ〜〜ェェェェィィィトゥ!!」と歌いきった後に退場するとき凄まじい拍手が起きて、私も鬼のように拍手をしましたよ。
なんだかとても嬉しかったです。

第二幕
●第一場
きりやんがいつものように「ランラン・・・」と拍手の中を登場。
いつものように美女を探し・・・ますが、見つからないようで、「今日は千秋楽なので、皆綺麗ですよ〜。というわけでホレッ!」という感じで、懐から持っていたバラをポンッ!と投げました。
最前列の方が受け取られたようで、それを残念がりつつ、「おめでとうございます、貴方が最後の美女に選ばれました。嘘をつくのももう最後、ハトが出ますよ〜!」の掛け声に拍手喝采でした。
これが唯一、アドリブらしいアドリブだったかな。
きりやんらしい、可愛くて明るいアドリブでした。
でも嘘なんて・・・・選ばれたら嬉しいけど、でも複雑ですよ!(笑)

●第二場〜第四場
「私が踊る時」で銀橋に出てきたときの、あさこちゃんのドレスを間近に見たときの気持ちは忘れられません。
夢のように美しい生地でしたし、あさこちゃん自身の美しさも際立っていました。
昨日もステキでしたよ〜、もう、それ以外に言うことがないくらいで(笑)
ひろみちゃんや、ビビアン、楠ちゃんもステキ!可愛い!ラブリーだわ〜!という感じでした。

次数制限が来たので、このへんで切ります。
いや、もう一回全部書いたんですが、消えたの!全部消えたの、6000字の大作が!
もう書き直す気力が残っていないので、ちょっともう、休ませて・・・・!
見送りました。
サヨナラショーではあむる号泣。
さえちゃんらしい、本当に良い千秋楽でした。
というさえちゃんのスタッフさんのお言葉を信じ、さえちゃんと握手する時に「好き!大好き!死ぬほど好き!愛してる!」という念力を力いっぱいこめた私です。
お前はどこのエスパーだ・・・・。

さえちゃんのお茶会はさえちゃんのムードそのままにポヤヤヤ〜ンとしていました。
随所にさえちゃん特有の「えへへ」「うふふ」が入りまくり、司会が次の話題に移ろうとするころに「そういえばね!あのね!」と嬉々として喋りだそうとするあの可愛いお姿に萌死にしそうになったのはこの私です。
さえちゃんのお茶会で彼女に対する私の感情は、かわいいぬいぐるみを力いっぱい抱きしめたくなる衝動に似ていました。
とにかくかわいかったです。
ユウヒ君とは相当仲が良いらしく、「泣いていい?」「いいよ」「ウワーン!!!」というやり取りの仲だということもわかりました。
何それ!私を萌死にさせようとしているの?!ねえそうなの?!
あとは24日はフランツィーとシシィのケッコン記念日だったそうですよ。
その日、どうやらフランツィー(@ガイチ)はシシィ(@あさこちゃん)に何か渡していた御様子。
そしてそれを閣下は化粧台の脇からチラ見していた御様子。
「中身はお聞きになりました?」「聞いてもいませんね!」というやり取りもウフフアハハでどことなく閣下ムードもほのめかしつつ、笑顔はスウィートさえちゃんでした(書いていてわからなくなってきた)
あとは・・・あとは・・・・ダメだ、美しかったことしか覚えていない。
握手はあの人数からして声をかけたりすることは厳禁でして、冒頭のように念力をフル活用しての告白と相成ったわけです。
間近で見たさえちゃんは、人間離れした美しさで、舞台で見るのと同じだけど握手する(=私がさえちゃんに触っちゃうなんてー!キャー!という心理)ため、私の脳神経は考えすぎで死滅寸前に!
わ、私に触れたらそんなアナタ、穢れてしまいますよ!
と思いつつ、サラッとタッチする感じで握手してもらって、キラキラした笑顔を超至近距離で見て席に戻りました。
もうじっくり見るのも恥ずかしいくらいで、たった一秒くらいで終わってしまったこともありますが、全然お顔をよく見れなかったのが無念です。
何が恥ずかしかったのかなんてわからないんだけど、とにかく逃げ腰で視線が下に下がり気味で、端から見たら、暗殺者の如き不審人物だったと思われます。
もったいないことをしたなあ!
でもさえちゃんの手は、とっても長くて綺麗で少し冷たくて、でもやっぱり温かかったです。
こんなに綺麗なゆびなんて見たことがない・・・・。
握手して一番覚えているのは、一瞬(きっと0.5秒以内)見た笑顔と、滑らかで綺麗で、痣のある温かい手のひらとその感触です。

最後のご挨拶も本当にしっかりしてしまっていて、「泣いちゃうかな?どうかな?」と思っていたのですっかり肩透かし(笑)
もう大劇場で一回サヨナラしていますし、いい意味で吹っ切れてしまったのかもしれません。
「熱帯夜話」ではあれほどまでに号泣していた子が、こんなにきちんとしたご挨拶を(ところどころつっかえながらも)話してますよ!と思いました。
ほんとに可愛かったなあ!
そういえば前にやったアンケートの結果集計で、ファンが選んだ好きなキャラベスト5みたいなのを、スタッフさんが編集して流したのですが、ルーカ、オスカル、ジョシュア、鞍作(あともう一人が思い出せない・・・・)などが続々とスクリーンに現れ、とっても懐かしかったです。
プラハあたりからの暗黒時代に入ったさえちゃんの化粧もオープンで、私的に「ギャー!」でした。
あとは、そうだ、ベルばらの映像が流れた時に観客を襲う笑いの嵐!
これはアレだな、例の爆笑サヨナラショーが相当尾を引いてるなと感じさせるワンシーンでした。
あれは東京でもやるのかしら・・・・なんだか、凄まじい値段で手に入れたチケットでそんなお笑いサヨナラショーだったらどうしようと、今から戦々恐々です。
そのほかにも昔の写真を見ながらのコメントとか、本当にさえちゃんらしいお茶会でした。
最後にご挨拶のあと、以前のチャリティーコンサートで、客席内ではもう全員が明かりを灯しているにも関わらず、台本どおりに「皆様、お手元のサイリウムに明かりを灯してください」といったサイリウムを全員が腕につけ(ブレスレット状に出来るんですね。よくディズニーランドとかで売ってるアレです)、拍手をしながらお見送りでした。
本当に楽しかった!
大好きだよ!ギャー!!という思いが募りまくったお茶会でした。

個人的にはグッズを買い捲り、とんでもない出費をしたのですが届くのが今から超楽しみです。
エリザの東京公演分の写真とかさ!
ウッヒョ〜楽しみ〜!!!

そういえば今日はリカちゃんの「グッバイチャーリー」に行きましたよ。
当日券で!!
いや、でも本当に行ってよかったです。
本当の本当に、心の底から超オススメ。
いっそリカちゃんはこの作品で女優デビューしてくれたらよかったのに・・・・!と思いたくなるほどによかったです。
映画化もされているほどの舞台の翻訳ですが、も〜〜本当に言葉にならないほど良かったです。
ラストとか微妙な余韻があって、それに終わった後もハラハラと・・・・(涙が・・・・)
オシャレで粋でキュートでコメディタッチで切なくて、それでもじんわりと心に残るステキなお話でした。
よかった〜〜!!
そんな今日の舞台には、清水梗華ちゃんや白鳥かすがちゃん、マギー、真野すがたちゃん、椎名葵ちゃん、あとエリリンも来ていました。
他にもいたような気もしますが、みんな大喜びで舞台を観劇していてとっても微笑ましかったです。
笑いあり涙あり、もうほんと毎年やってくれてもいいくらい(笑)
そうしたら絶対毎年見に来るのに〜!
思わずリカちゃんのしていたピンクのヘアバンドを購入してしまいました。
リカちゃんのファンの方も「お久しぶり〜!」とか挨拶しまくっていて、お手洗いに並ぶ時も「ほんとにいいのよねぇ」と話しているのが微笑ましい、本当にステキな舞台でした。
これも感想がじっくり書けたらまた後日!
こんばんは!
昨日は昼と夜の両方見るという、素晴らしいことは素晴らしいのですが、就活真っ最中の人間としては失格以外の何者でもない一日でした。
でもいいんだ、前日の面接の悪夢を忘れるためにはこれが一番です。
しかもサインまで当たっちゃってもー大変。
でも個人的我侭をいうなら・・・・さえちゃんのサインが・・・・欲しかった・・・・。
でも当たったサインは家宝にして末代まで大事にさせていただきます。
フフフフフ。

お昼のさえちゃん達はどうも休み明けのせいか妙なところで声がひっくり返ったりしてましたが、それでもA席最前列だったため、非常に視界も良好でよかったです。
今回のエリザはやっぱり一階で見るべきですね!
さえちゃんの足は昨日も相変わらずスーパーベリーロングで(間違った文法)、あさこちゃんもベリーキュートでした。
んが、一番キュートだったのはガイチ皇帝陛下で、一番センシティブだったのは皇太子でした。
触らなくても見ただけで火傷しそうなのはさららんエルマーでしたけれども!
さららんの真骨頂はあの最後のダンスのカゲソロだな!もうあそこ大好きです。今までで一番好きかもしれない。
余談ですがさららんはこの前のカフェブレイクで「ミルクの今回の演出は二階のお客さんには不向きで、工夫したい」みたいなことも行ってましたが、夜に二階で見たときはキッチリ上にも視線が行っていて良い子だなぁ!と思いました。
そういうどこか純朴で可愛いところが、さららんの一番ステキで大きな魅力だと思います。
これからも熱血さららんでいてね!いつでも応援してるよ〜!
みっちゃんも最近ますます麗しく、黒天使の皆さんも相変わらずステキダンスでした。
でもいつも思う・・・「俺を震えさせる・・・・」のところの足ブルブルはやめた方がいいのではないかと・・・・。
だってアレって閣下の内心なんですよね。
ってことは「ふ、震えてる!閣下のお心が震えておられるぞ!」という感じになってきて、最終的には何に震えているのかわからなくなりそうでし、た・・・!
でも全体的に熱気がムンムンで、大変面白かったです。
いや、いつでも大変面白く拝見しているのですが(笑)
そういえば私のフレンドのかやちゃんはどうもダメだったようですが、まあ仕方ないかな〜と思います。
人それぞれだもんな!
でもアレでもさえちゃんは規格外に上手くなったんですよ!
去年のアレを聞いたら今の彼女の歌声は天使の歌声ですよ!
やだ・・・・っ、私の前に舞い降りてきちゃった!みたいな。
あんな足長のモデルみたいなカッコマン死神が、私の前で「さあ、あむる・・・・」とか何とか言っちゃった日には、もうむしゃぶりつきますよ。
というか別に言われなくても自ら突進していきますがね!
そして私が逆に閣下の全てを奪います。
ウッシャー!!

夜はお友達に誘ってもらっていったのですが、二階のSS最前列でした。
ウッヒョー!
二回もこんな席で見ることになるとは・・・・つーか私の財産は・・・・。
銀橋でさえちゃんが蹴躓いた時は「キャアアアアア!!!」と思いましたが、その後何事もなかったように持ち直してよかった・・・・。
心臓に悪いですよアレ。
そのほかにも昼だったか夜だったか忘れましたがマギー(@黒天使)がスッ転んだり、最高潮に面白かったです。
でも一番楽しかったのは友達のオペラグラスの動き具合でした。
面白いぐらいに絡みのところでチャッと装着するんですよ!(笑)(閣下とルドルフのシーンとか)
よかった〜〜趣向が同じで!
今度は私が良席を貢ぐねブラザー!(じゃない、シスターかこの場合)

やっぱり私はエリザベート大好きだなあと改めて思いました。
でも演出は宝塚版の方がよかったかな。
花組もステキでしたし、今回も本当にステキでした。
去年の東宝版は色んな意味で衝撃的でしたが、まあ、ウン、そういう解釈もアリだよなとは思った・・・。
でもコレほどまでに観客にエリザが受け入れられたのは、嫁姑戦争とかそういう要素があって、なんだかんだで観客(主に日本では主婦層)が自分を大いに重ねたっていうのがあったのだと思います。
姑と上手くいかない、仕事もなかったりで自由に外に出ることも出来ない。
そういう鬱屈したものが大いに「エリザベート」という作品への共感に繋がったと思うし、そういう事情なくしてここまでの爆発的ヒットはなかったと思います。
いや、他にも死という存在とのロマンス(日本はこういうのにあまり抵抗がないし)、夢やら希望やら宝塚特有のキラキラピカピカなどのヒット要素は盛りだくさんだったと思いますが、そうした中にあるピリリとした現実との、なんていうのかな、コンビネーションみたいなものが本当にぴたりと当てはまったのかしら〜と。
そういうものが一切取り払われてしまった東宝版のエリザベートは、今後そういう意味で観客を惹きつけていることは果たして出来るかな?とは思いました。
ウーン、でも内野さんは大好きなので今後とも是非上演は続いて欲しいです。
も〜エロティック大王ですよ彼は。
そのゴールデンフィンガーで私に触れてー!たぎった熱を貴方の青い血で冷ましておくれー!と私が彼を襲いたくなります。
山ピョン閣下は、どうにも白くホワホワの肌が可愛らしく、かつ微妙でどうにも・・・・というか、もともと彼はそこまで演技が上手なわけではないと思うのでアレでした。
でも可愛かった!
黄泉の帝王というよりは黄泉の大王でした。
たぶん、砂漠とかを走り回ってそうな閣下・・・・で・・・・。
でも皇太子トリプルキャストとかはやめてくれ。
最低三回行かないといけないから(そんなの私だけじゃないか・・・)
前に「大奥」で初島が役者に狂った時は「ああ、馬鹿な女だよ・・・」と思いましたが、今現在の自分がまぎれもなく役者狂いである今、大変な予感に今から自分の影が長く伸びていくような気がします(笑)

こんな私は資金難のため、リカちゃんのグッバイチャーリーにはいけません。
歌舞伎で精一杯だベイビー・・・・。
つーかスーパー歌舞伎に今度また誰か来てくれませんかね。次は全部水曜日に観劇することにしよう。
トスカは千秋楽にチケットをとっていたのですが、なんとさえちゃんのお茶会とガチンコしたため、泣く泣く譲り渡しました。
ウワ〜ン!!!(握りこぶし)
あとは・・・あとは・・・・あるようでないな!
来月はエリザ一色です!
そして五月末までに就職が決まらなかったら進路を一転、私は教師を目指して勉強に明け暮れます。
そうさ、これのおかげでイロイロ諦めたんだからこれで何かをやってもいいはずだ。
華麗なる転身を目指しつつ〜。
14日も見てきました。
本当は行く予定なんぞ微塵もなかったのですが、第一志望の企業も受けられないし、こりゃーヅカで慰めてもらうしかねーな!!と思い、行ってきましたよ。
ああ、和む・・・癒される・・・。
劇場には若い受付の方が結構いて、「お、今年の新入社員さんかしら?」と思わず覗き込みそうになりました。
和気藹々と話してたりするのを見ましたが、カワイイ女の子はワンサカいてもカッコマンはあまりいませんでした。
これはアレだな、劇でステキなカッコマン達に出会うんだから、劇場の外にまでそんなのは必要ないだろ?!という劇団の意思表示ですね、きっと!!(失礼な物言い)

そんなわけで見たのですが、なんというかエリザベートという作品に感動するよりも、さえちゃんの上達ぶりの方に感動を通り越して感激してしまい、私は一体何をしているんだ・・・・と思った次第です。
つーか私は高い金を払って、さえちゃんの成長メモリアル記録を実録で追っているのかしら・・・・?
でもよかった〜!
私は「最後のダンス」のところがどの作品もとってもステキで大好きなのですが、あのシーンのさえちゃんはなんだかヤバイ感じで壮絶にステキングですね!(ファンの痛い視点)
ぶっちゃけビミョ〜な仕草をするときがあるのですが、でもそれはホラ、さえちゃんだから!!
いいの、さえちゃんらしい、さえちゃんだけしか出来ないポージングなんですよ!
歩き方はモデルウォーキング(なんていうんでしたっけ、アヒルウォーキング?)なのに、何故か腕の動きはビミョ〜だとか、自分を親指で指差すときの仕草とかカッコイイけどこれって・・・・!と思うようなところがあったりで、も〜コーフン!!(笑)
フィナーレのダンスも、デュエット前の皆さんとのお別れダンスの笑顔がそれぞれステキで、見ている私は悶えつつ哀しくなりつつ色々複雑です。でもあんなに笑顔がキラキラしてると何もいえませんよ・・・・!
さえちゃんを見ていると、リーヴァイさんじゃありませんが是が非でも今後の幸せをお祈りしたくなります。
そういう気持ちにさせるひとなんだな、きっと!!(笑)
デュエットは今日もアサコちゃんを景気よくグルグル回したりしていました。
ただ芝居の最後、緞帳が下りてくるのが遅かったような・・・・そしてパレードの最後、さえちゃんお辞儀とかが中途半端だったような・・・・・。
ヒイイイ〜、まだ右の方にお辞儀をしてないのにもう終わりの予感!!という危機感を・・・・。
ま、いいんですけどね!
ミスが面白いんですよ、番狂わせ!!(笑)
転んだり声がひっくり返ったりすると「ギャアアアー!」と思うけどとても微笑ましい気持ちになります。
宝塚がそういうところである限りは、ずっと学芸会のお母さん気分で大好きでい続けるんだろうなあと思いました。
そうなの!みんな可愛いんですよ!ステキだけどかわいいのさ!
それがタカラジェンヌってやつなんだ!!
と心の中で力説しつつ、出演者の皆さんに惚れ直してきました。
楽しかったー!
これで随分ごまかしがきいたと思います。
チクショウ、あの職員、覚えてやがれ!!

そういえば今日の夜から我が心のヅカ友、かやちゃんがムラへ赴きます。
お会いになる方、どうぞ彼女をよろしく!!(笑)
オシャレで楽しいキュートウーマンですので!!
花組見て雪組見るという彼女がうらやましくてなりません。
私も行きたかったですよ!!
(でも月千秋楽チケットゲットで散財したため行くこと叶わず)
ああ〜〜。
10日見てきました。
なんと二階一列ー!わ、私は東京ではもう良い席では見られないと思っていたのに・・・・だから大劇まで遠征したのに・・・・!

なんだかもう色んな場所で感想を拝見しておなかイッパイになってしまい、私がどうこう言うこともないのですが、やっぱりとてもよかったです。
最初のプロローグできりやんが「語っておくれ・・・・さあ!」と言って黄泉の世界がバーンと広がるところはいつも「フォオオオオオ〜〜!!」と大興奮で見てますよ!
しかし私も慣れてきて余裕が出てきてしまい、棺の下で蹲ってるユウヒちゃんやらガイチやらヒロミちゃんやらを発見してしまって、「そうだよね・・・・ずっと不思議に思ってたんだよ。本当に寝転がってるわけないもんな・・・・!」と思いました。
謎が一つ解けた感じです。
でも何故かしら・・・・とても切ない気持ちに・・・・。

他はやっぱりな!申し分ないな!というか

さえちゃんはこんなに上手くなれるのに、貴方一体今までのお稽古で何やってたの・・・・!!

と思いました。
もう、バカァ!(悶)
そんな貴方にメロメロキュンです。
東京に来てから更にお歌も上手くなって私は本当に嬉しかった(笑)
浮気発覚の場面でアサコちゃんに「死ねばいい!」というところも、いつも以上に髪の毛をバッサー!とかきあげていて、それがかき上げすぎてくちびるに引っかかりかけたのもご愛嬌です。
さえちゃんのために書き下ろされた役ではありませんが、さえちゃんならではのトートに仕上げられているのではないかなと思います。
とにかく本当に良かった。千秋楽にはどうなってしまうのか自分でも怖いのですけれども(笑)
あさこちゃんはこれまた更に美しくなっていて二重にビックリ。
どんどん細くなってしまって、無理なダイエットをしているんじゃないかしら・・・・!とムラではちょっと心配になったりもしましたが、高い声もより出るようになっていたり、演技が共感出来るというか、説得力のある声の出し方で「おお〜!」と思いました。
精神病院のシーンとか、皇太子殿下に「おやすみなさい」とそっと声をかけていってしまうところとか、こんなに上手な役者さんだったっけ?と思ってしまいました、よ・・・!
凛と立つ姿が美しく、とても艶やかでステキでした。
他の皆さんもそれぞれ麗しくステキなカッコマンにカッコウーマン達で、私は就活でささくれ立った心も幾分和らげられた心地です。
宝塚に行っているからこそ、日々の不満や鬱憤もジュワ〜と溶けていってしまうのかもしれません。
凄まじく金のかかる二ヶ月ですが、トットコ劇場に足を運びつつ、勉強に就活に励みつつといった感じです。
ああ、でもエリザが就活にかぶらなくて本当に良かった(笑)

雪組の「睡れる月」に関しては、もうよかったの一言なんですけれども(笑)
話もさることながら、描写がとても美しかったという印象を受けました。
とにかくよかった・・・・か、かしちゃんが!!(キュン)
コムちゃんを想いすぎて、その行動が全てから回るかしちゃんの宮様が愛しすぎました。
そりゃー、あんなに可愛い義弟がいたら自分を売り飛ばしても守ってやろうと思うだろうさ。
幕が上がって、一人立つコムちゃんの姿が壮絶にステキで、そのときから「おおおおお〜!!」と大興奮。
大きな弓月に、月光のように差し込むライトが非常に美しく映えて、日本モノの鏡のような作品になっていたのではないかと思います。
お話も微妙にややこしい時代ですが、上手く裁いていたように感じました。
大野先生は、本当に私の感性とバッチリ合ってるなあ!(笑)
言葉遣いも滑らかで美しく、また所作も整っていて非常に見ごたえがありました。久しぶりの”日本ものの雪組”を堪能した気持ちです。
弓を引く、そして放たれるという動作を象徴したかのような弓月に、あの藤の木がね・・・・!
まーちゃんがその下に佇んでいると「妖精さんだ・・・!」という感じがとてもしました(笑)本当に綺麗でしたよー!
桜や梅よりも藤というのが爽やかで清々しく、切なさアップに大いに役立っていました(笑)
もう・・・・もう、本当に綺麗だった(ほんとに!)(強調)
今回はセットも本当に良くできていて、つい最近京都に行ってきたばかりということもあって「ウッヒョ〜素晴らしい〜!」と感嘆符の嵐が・・・・!
コムちゃんとまーちゃんはまたしても結ばれないのですが(つくづく謎だ・・・)、ちょっとしたやりとりがこれがまた可愛らしくてですね!
大君の所作をちょちょっと直してあげる中納言の仕草が優しくて、それが要所要所で何度もリフレインされるのも優しく哀しく美しい光景でした。
シナちゃんもとっても可愛かったです。
「いつの日か再び廻り会う日のあらんことを!」という台詞を、一幕と二幕で重ねたのも余韻の残る効果でした。
宮様に萌死にしそうになりつつも、やはり切なかったです。
二回目に見に行ったときは、ラストで事切れたコムちゃんにそっと頬を寄せるかしちゃんから涙が滑り落ちたりしてさー!
なんという美しい涙なんだー!
美人から出てくるものは涙すらも美しいのかー!!
本当に、情緒や趣深さを備えた佳作だったのではと思います。
最近お芝居では「ああ〜」という感じが無きにしも非ずだったので(すみません)、その辺りが一気に解消されたような気がしました。
いやあ、ホラ、あれですよ。
その前に見た青年館がとってもステキななんちゃって日本ものだったからさ!(笑)
あれもあれで非常に美しかったことに変わりはないのですが、構成と何よりも考証がしっかりしている分、見ていて本当に「来てよかったよ今日〜!」と思えました。
本当に楽しかったー!
福岡までもう行ってしまったのが寂しいくらいですが、そちらでもどうぞ健康に気をつけて頑張ってくれますように。
ああ、もう、これはDVDも買ってしまうかも!!というくらいのトキメキでした。
ほんとによかったー!!
ラブ!!

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