やっぱり大好き〜月組『飛鳥夕映え』〜
2004年9月21日 宝塚歌劇(舞台)貸切公演にいってきました。
これは先着だったので、母と死ぬ気でパソコンに立ち向かったのですが、とれたのは9列目・・・・それでも客席下りがあるショーで通路側、というのはステキ過ぎる特典でした。
でも私たちのお隣の列だとサインがあたったんですよ・・・・!
どうも一列違いで外れることが多くて、切ない気持ちになります(笑)
『飛鳥夕映え』ですが、私はやっぱりこの話がほんっとに好きなんだなあと再確認しました(笑)
確かに完璧じゃないし、もっと掘り下げられるところもあるのかな、と思うけど、私はやっぱり大好きです。
でもなんでかな、あんまり良い評判を聞かないんですが・・・・!
私が見てるところだけなのかしら。
どなたか、もし「ここはいいよ〜」というようなものがあったら是非教えてください。
『飛鳥夕映え』ですが、かしげ鎌足になっていました。
相変わらずこのひとは本当に美しい。
そしてさすが日本ものの雪組ということで、立ち姿の美しさ、台詞の抑揚も群を抜いていました。
個人的にはあさこちゃん鎌足よりもこっちに軍配をあげたいかな、という感じです。
抑えた台詞の中にあるものが滲み出てくるようで、普段のホンワカしたかしげちゃんとは別人のような姿に出てくるたびにビックリでした。
CSなんかだと、甘えっ子ちゃんみたいで目がくりくりして可愛いんですが・・・・(笑)
最後の「成敗されました!」という台詞の高らかな言い様に圧倒されました。
本編ですが、あああ、私はほんとに、ほんとにこれが好きです・・・・!(笑)
もうこれは誰がなんと言おうと「好き!」の一言。
最初から最後までいい。
何度見ても全然飽きないのですが、その辺はやっぱり私の好みがおかしいのでしょうか(笑)
プロローグの曲の始まり、舞台中央で起き上がるさえちゃんが振り返る。
その瞬間だけで「ワッ!」と思ってしまうのは、私が単純だからなのか・・・・。
お話だけで言うなら、地味ながら佳作にあたると(私個人は)思っています。
結構感想を見ると「蘇我入鹿は悪人のイメージがあるので混乱〜」みたいなご意見も多く見るのですが、そうした歴史上の人物を新しい側面から照らし合わせることが出来るのが舞台なり小説だと思うのです。
悪人のイメージのまま突っ走って、それで悪の美学を貫くという話の展開もあるでしょうが、様々な側面から見ることが出来ないというのは、見る側の狭量のように思います。
もしもこんな人物だったら、もしもこの出来事の裏にこんなことがあったら。
そう思いを膨らませるところに、歴史の面白さというものがあるのではないかと思います。
「悪人だから悪人のまま劇にして欲しいし、そうじゃないとよくわからない」というのもちょっと・・・・・たぶん、そうだと本とかは結構楽しめないものも多いと思うんだけどな(笑)
それにこのお話、ある意味で柴田先生のロマンが詰まっているんじゃないかと(笑)
ほんとに個人的な意見ですが、この鞍作というひとは、私の中にある歴史への熱を思い出させてくれました。
もともと歴史とは殆ど関係のない立場にいる私ですが、趣味はそういうのですし。
だから、もしかしたら歴史を専攻していたり、歴史が大好きですごく深いところまで掘り下げて勉強しているひとには、納得できない部分もあるのかな、とふと思いました。
にわか歴史ファンに少し毛が生えた程度の私だから、ここまで「いい!」と思ってしまったところもあるのかもしれません。
でも私はあの舞台が好きで好きでたまりません。
あのおおらかさがいい。
舞台セットの、彼の運命のようにくるくる回る盆や、それによって移り変わる景色がたまらなくいい。
歌垣の異様ともいえるあの熱。
手を取り合って袖に消えていく姿。
見交わす瞳のなんともいえない熱がいい。
そういう意味では、私にとってのロマンでもあるのです。
「るる、るる、るる・・・・」という曲も、あの柔らかくおおらかなトップコンビに非常に合っていて、特にえみくらちゃんのあの動きの愛らしいこと可憐なこと。
お似合いなだけにほんとにこれで解消なのがもったいない。
さえちゃんもね、ほんとに・・・・・ほんとに、どこがあそこまで批判されるのやら、私には・・・・。
歌や活舌に関しては確かに「うーん」というものがあるものの、芝居に関しては上手い方に入ると思うのですが。
本当に、芝居を見ていると時々感心します。
なんていうのかな、ちょっとした、細やかな動きがあるんですよね。
鎌足を見るにしても、一瞬目を細める、その中に僅かな疑問が宿る、口では「安心した」と言いつつも、表情の中に不安が残る。
そういった細々とした所作を、もう少し評価してもいいんじゃないかと思います。
それにあの雰囲気は、本当に独特だと思うんだけど。
私はあるトップさんを贔屓にしているのですが、その贔屓目を差っぴいて客観的な視線から見ると、宝塚は歌・芝居・踊りの全てに秀でている人間がトップスターになるのか、というと「嘘だろ」「違うよ」と思うのが本音です。
なんていうのかな、その欠点をこそ愛しているというか、「もう」というような、温かい目で見守るのが宝塚ならではなのだと思っていました。
たまには「ちょっとそれは許されないだろう」みたいなのもあるにはあるんだけど・・・・・うーん、難しいですね。
色んな批判も「確かに・・・・!」とか思わず頷いちゃったりするものもありますが、やけに感情的なものもあります。
じっくり見て「こりゃだめだ」っていうのは大いにありだと思うし、それは個人の自由だから全然おかしなことではないと思うのですが、感情に任せて否定しているようなものは、もう一度全部取っ払って見てみて、それからもう一度・・・・というのでも遅くない気がします。
なんかな、時々やけにフィルターかかっちゃってるような気がして(笑)
正直、私も「もうだめ、このひとは、どうしても・・・・!」というひとがいるので、大きなことは言えません。
でも友人や身内、近しいひとにブチまけるならともかく、暴言に近い批判をこうした(不特定多数の目に触れる)場所に書こうとは思わない。
スターさんといっても、漫画などの二次元の存在ではなく、何も感じない人形でもありません。時々、私たちファンと同じ人間なんだっていう、超(笑)基本的なことを忘れてるような気がします。
そのへんの配慮がもうちょっとあればいいのになあと色々身ながら思いました。
ともあれ、私はさえちゃんのご贔屓ではないながら、応援しています(笑)
どんな時も応援します。
宙組と星組を応援しながらさえちゃんにもこっそりエールを送ります(@運動会)
『飛鳥夕映え』にも通います。
それではこのあたりで。
明日は「花供養」に行きます。
なかなか評判が良いようで楽しみ〜。
これは先着だったので、母と死ぬ気でパソコンに立ち向かったのですが、とれたのは9列目・・・・それでも客席下りがあるショーで通路側、というのはステキ過ぎる特典でした。
でも私たちのお隣の列だとサインがあたったんですよ・・・・!
どうも一列違いで外れることが多くて、切ない気持ちになります(笑)
『飛鳥夕映え』ですが、私はやっぱりこの話がほんっとに好きなんだなあと再確認しました(笑)
確かに完璧じゃないし、もっと掘り下げられるところもあるのかな、と思うけど、私はやっぱり大好きです。
でもなんでかな、あんまり良い評判を聞かないんですが・・・・!
私が見てるところだけなのかしら。
どなたか、もし「ここはいいよ〜」というようなものがあったら是非教えてください。
『飛鳥夕映え』ですが、かしげ鎌足になっていました。
相変わらずこのひとは本当に美しい。
そしてさすが日本ものの雪組ということで、立ち姿の美しさ、台詞の抑揚も群を抜いていました。
個人的にはあさこちゃん鎌足よりもこっちに軍配をあげたいかな、という感じです。
抑えた台詞の中にあるものが滲み出てくるようで、普段のホンワカしたかしげちゃんとは別人のような姿に出てくるたびにビックリでした。
CSなんかだと、甘えっ子ちゃんみたいで目がくりくりして可愛いんですが・・・・(笑)
最後の「成敗されました!」という台詞の高らかな言い様に圧倒されました。
本編ですが、あああ、私はほんとに、ほんとにこれが好きです・・・・!(笑)
もうこれは誰がなんと言おうと「好き!」の一言。
最初から最後までいい。
何度見ても全然飽きないのですが、その辺はやっぱり私の好みがおかしいのでしょうか(笑)
プロローグの曲の始まり、舞台中央で起き上がるさえちゃんが振り返る。
その瞬間だけで「ワッ!」と思ってしまうのは、私が単純だからなのか・・・・。
お話だけで言うなら、地味ながら佳作にあたると(私個人は)思っています。
結構感想を見ると「蘇我入鹿は悪人のイメージがあるので混乱〜」みたいなご意見も多く見るのですが、そうした歴史上の人物を新しい側面から照らし合わせることが出来るのが舞台なり小説だと思うのです。
悪人のイメージのまま突っ走って、それで悪の美学を貫くという話の展開もあるでしょうが、様々な側面から見ることが出来ないというのは、見る側の狭量のように思います。
もしもこんな人物だったら、もしもこの出来事の裏にこんなことがあったら。
そう思いを膨らませるところに、歴史の面白さというものがあるのではないかと思います。
「悪人だから悪人のまま劇にして欲しいし、そうじゃないとよくわからない」というのもちょっと・・・・・たぶん、そうだと本とかは結構楽しめないものも多いと思うんだけどな(笑)
それにこのお話、ある意味で柴田先生のロマンが詰まっているんじゃないかと(笑)
ほんとに個人的な意見ですが、この鞍作というひとは、私の中にある歴史への熱を思い出させてくれました。
もともと歴史とは殆ど関係のない立場にいる私ですが、趣味はそういうのですし。
だから、もしかしたら歴史を専攻していたり、歴史が大好きですごく深いところまで掘り下げて勉強しているひとには、納得できない部分もあるのかな、とふと思いました。
にわか歴史ファンに少し毛が生えた程度の私だから、ここまで「いい!」と思ってしまったところもあるのかもしれません。
でも私はあの舞台が好きで好きでたまりません。
あのおおらかさがいい。
舞台セットの、彼の運命のようにくるくる回る盆や、それによって移り変わる景色がたまらなくいい。
歌垣の異様ともいえるあの熱。
手を取り合って袖に消えていく姿。
見交わす瞳のなんともいえない熱がいい。
そういう意味では、私にとってのロマンでもあるのです。
「るる、るる、るる・・・・」という曲も、あの柔らかくおおらかなトップコンビに非常に合っていて、特にえみくらちゃんのあの動きの愛らしいこと可憐なこと。
お似合いなだけにほんとにこれで解消なのがもったいない。
さえちゃんもね、ほんとに・・・・・ほんとに、どこがあそこまで批判されるのやら、私には・・・・。
歌や活舌に関しては確かに「うーん」というものがあるものの、芝居に関しては上手い方に入ると思うのですが。
本当に、芝居を見ていると時々感心します。
なんていうのかな、ちょっとした、細やかな動きがあるんですよね。
鎌足を見るにしても、一瞬目を細める、その中に僅かな疑問が宿る、口では「安心した」と言いつつも、表情の中に不安が残る。
そういった細々とした所作を、もう少し評価してもいいんじゃないかと思います。
それにあの雰囲気は、本当に独特だと思うんだけど。
私はあるトップさんを贔屓にしているのですが、その贔屓目を差っぴいて客観的な視線から見ると、宝塚は歌・芝居・踊りの全てに秀でている人間がトップスターになるのか、というと「嘘だろ」「違うよ」と思うのが本音です。
なんていうのかな、その欠点をこそ愛しているというか、「もう」というような、温かい目で見守るのが宝塚ならではなのだと思っていました。
たまには「ちょっとそれは許されないだろう」みたいなのもあるにはあるんだけど・・・・・うーん、難しいですね。
色んな批判も「確かに・・・・!」とか思わず頷いちゃったりするものもありますが、やけに感情的なものもあります。
じっくり見て「こりゃだめだ」っていうのは大いにありだと思うし、それは個人の自由だから全然おかしなことではないと思うのですが、感情に任せて否定しているようなものは、もう一度全部取っ払って見てみて、それからもう一度・・・・というのでも遅くない気がします。
なんかな、時々やけにフィルターかかっちゃってるような気がして(笑)
正直、私も「もうだめ、このひとは、どうしても・・・・!」というひとがいるので、大きなことは言えません。
でも友人や身内、近しいひとにブチまけるならともかく、暴言に近い批判をこうした(不特定多数の目に触れる)場所に書こうとは思わない。
スターさんといっても、漫画などの二次元の存在ではなく、何も感じない人形でもありません。時々、私たちファンと同じ人間なんだっていう、超(笑)基本的なことを忘れてるような気がします。
そのへんの配慮がもうちょっとあればいいのになあと色々身ながら思いました。
ともあれ、私はさえちゃんのご贔屓ではないながら、応援しています(笑)
どんな時も応援します。
宙組と星組を応援しながらさえちゃんにもこっそりエールを送ります(@運動会)
『飛鳥夕映え』にも通います。
それではこのあたりで。
明日は「花供養」に行きます。
なかなか評判が良いようで楽しみ〜。
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