今日「マリー・アントワネット」を観に行きました。
てっきり明日だと思ってましたが、明日は別の舞台でした。
今週くらいしかバイトを開けなかったので、この二日間にドカンと入れたのです。
お席は二列の超センターで、ほんとに良い席だった上にお芝居も良かった。
しかも!カーテンコールに!とんでもないサプライズが!
舞台が終わった後のカーテンコールでは、真央ちゃん(@大地真央さん)がお辞儀をして、持っていたバラをポーンと客席に投げてくれるのです。
それがまだタオルを目元に当てながら能天気に「うわ〜このバラきっと投げるんだ。もらうお客さんは幸せだなあ」とか考えてた私の席に飛んできまして!
「まさか!」と思ったのですが、うわ〜ほんとにいただいちゃったんですYO!
思わず「嬉しい!」といってしまった私に舞台上から聖母のような真央ちゃんの笑顔・・・・!ギャー本気で感激しました。
しかも一公演に一本のバラを私がいただけるなんて思いもしなかったというか、もともと私はそういうクジ運とはかけ離れたところで生命活動をしているので、感激もひとしおでした。
周りの方も「よかったわね〜」「おめでとう」を口々にお声をかけてくださって、ほんとに幸せな気持ちになりました。
なんなんだ・・・・今日の星占いは最低だったのに・・・・一体・・・・。
ほんとに幸せすぎてその場で鼻血が噴出しそうだったのですが、この感動をそんなコントで終わらせたくなかったので鼻血が出なくて良かったです。アハアハ。
本気で感動しました。
今日のバラは家宝にします。
もうピンクで可憐で可愛らしいバラで・・・・しかも真央ちゃんが直前まで握ってたバラですよ・・・・!
全ての皆様にありがとうございました!

【感激(観劇)報告】
良かったです。
ほんとにこれはヒット。久し振りに素晴らしい〜!と思いました。
何よりコレを日本人が書いたっていうのが素晴らしい。
公演が一ヶ月しかないのが惜しいくらいです。
まず脚本がしっかりしてる。
何度も何度も形を変えて繰り返し上演されてきたマリー・アントワネットというひとの人生だけあって、しっかり掴むところは掴んでいるなと思いました。
日本でマリー・アントワネットといったらやっぱりたくさんのひとが「ベルばら」を思い出すと思うのですが、そのへんも伺わせつつ、きちんとしたストリートプレイになっていたのではないでしょうか。
行ってみて初めて知った3幕構成。
さすが「マリー・アントワネット」と正面きってタイトルに持ってきただけ会って、彼女の人生に焦点が置かれます。
彼女の人生において大きな役割を果たしたであろう男性―――フェルゼン、ルイ16世など―――は当たり前といえば当たり前ですが途中で出番は終わり。
なんていうのかな、こうすることによって、恋を超越した、確固たる意識を確立した女性の毅然とした物語になっていてすごく良かったと思いました。
相手がいることによって成り立つ話ではない、あくまでもアントワネットの生涯であり、一人の女の人生というより一人の人間の物語になっていたように思います。
首飾り事件やその他の荒っぽいシーンの直接の描写を避けたのも、話に一貫性を持たせる上でよかったと思いました。
舞台演出も良かったんですよ〜。
二列目だから何から何までバッチリ見えてしまうのですが、そうした注視にも耐えうる素材でしっかりと作りこんでありました。
妹尾河童さんの美術が私はとても好きなのですが、緞帳のデザインから細部に至るまで細かな配慮が行き届いていて上手く出来ていました。
舞台転換で緞帳が下りてくるわけですが、それが壮麗だから「うわ〜」と感嘆してしまう。
「椿姫」のときも斬新でステキデザイン!と思っていましたが、今回も素晴らしかったです。

●真央ちゃん(大地真央さん)
もうほんとに真央ちゃん(@大地真央さん)がステキでステキで・・・・!(悶絶)
母ほどのひとがこうして素晴らしい舞台を作り上げているのを目にするたびに素晴らしいなあと心底思います。
後半の牢獄のシーンでは、気圧されるような高貴な迫力がありました。
そのくせフェルゼンと二人きりの時は幼馴染の少年と出会うような無邪気さが顔を覗かせて微笑ましいんですよね。
これは舞台装置、衣装ともの素晴らしかったのがさらに相乗効果に繋がったと思うのですが、その衣装を全く安く思わせなかった彼女なくしては、そのすばらしさも改めて感じなかったなあと・・・・。
このひとにいつも感心するのは、ドレスの裾が翻らないところです。
よく宮廷舞踏会のシーンだと、主役であっても裾が翻って、中の輪っかやら靴やらが見えてしまうのを、つくづく「ああ〜」と思っていました(宝塚とかも特に)(笑)
やっぱりそういうのも昔の作法に入ってたと思うので・・・・。
大っぴらに靴が見えちゃったら見えちゃったで、その剛毅さがかえって微笑ましくて好感度大だったりするのですが(笑)、そういった意味とは別に、立ち居振舞い―――手の指先から足のつま先まで―――に神経を払って、わずかに翻るドレスの向こう側もまたレースで見えない・・・・というのはなかなか難しいなと思うのです。
いかにも簡単にやっていることの難しさ。その厳しさが作り出す美というのがこの上なく美しく出ていました。
(宝塚で王家の気品といえば個人的にはゆりちゃん(@星奈優里さん)でした。彼女の退団の時のベルばらのドレスは、スーッと動くのです。頭の位置が変わらず、裾も翻すことなく涼やかに歩いてくる。軽やかでとても鮮やかでした。)
最初の少女のころも納得の美しさでしたが、彼女の力が俄然正面に出てきたのはやはり後半、牢獄のシーンだったと思います。
断頭台へ手を引いて連れて行こうとする男をスッと見やるあの眼差しの圧倒的な高貴さ。
眼差しだけで表現しきったあの姿に、何故か私までもが気圧されました(アハハ)
子供に接する時やら何やら、全てにおいてパーフェクト。
フェルゼンとの別れのシーンもひたすらに美しかった・・・・!
ほんとのほんとに素晴らしかったです。

字数制限なので下に続きます。

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